レクリエーションの中には「大人数で楽しめるもの」「少人数で楽しめるもの」「そのどちらでも楽しめるもの」に分けることができます。
例えば・・・棒サッカーの場合、サッカー自体が元々11人のチームでおこなうスポーツなので多少の前後はあってもそれと同程度の人数が欲しくなります。そのため2チーム合わせて22人は欲しくなります。
その場合、小規模デイだと利用者さんの枠が満員であればできなくもないですが、曜日による差もありますね。
となると、小規模デイサービスの場合は「少人数で楽しめるもの」「大人数でも少人数でも楽しめるもの」を選択しておこなうことになるでしょう。
今回は、そんな小規模デイサービスでおこなうのにおすすめなレクリエーションをご紹介します。
目次
小規模デイサービス向けレクリエーション【15選】
①ボウリング
一大的なブームにもなったスポーツなので、当時ハマっていた利用者さんも少なくはないでしょう。
レクをはじめるにあたって、まずはボールとペットボトルを用意しましょう。
ペットボトルはピンの代用品なのである程度水を入れて重さを加えておくと良いです。
後は通常のボウリングと同じで、ボールを転がしピンを倒した回数を競っていただきます。
②的当て
ボールを投げて当たった的に応じた点数がその方の獲得スコアになります。
的はペットボトル、トイレットペーパーの芯など色々なものが考えられますね。
距離は遠すぎず、近すぎずの適度な距離は利用者さんによって変わってくるので、ボールを投げるのが苦手な方、難しい方は少し前の方で投げていただきましょう。
③輪投げ
棒に向かって輪っかを投げていただき、棒に入った輪っかの数を競う定番のゲームです。
棒はペットボトルやラップの芯などのある程度の大きさのある物がいいでしょう。
夏祭りなどの特別なレクリエーションの場合は、景品を直接設置して輪っかが引っかかった景品を獲得できる形にしても盛り上がりますよ。
④魚釣りゲーム
魚のイラストを描いて切り取った紙にクリップをつけて床に設置し、先端に磁石をつけた竿をつかって魚を釣り上げていただきましょう。
魚によって得点が変わるように点数を定めておき、釣った魚の合計点数を競います。
年間を通して楽しめるゲームなので、魚の点数は季節によって変わるようにしてみましょう。
旬の魚ほど高い点数に設定しておけば、季節感を少し取り入れたゲームにもなりますね。
⑤玉入れ
運動会でも定番のゲームですね。
利用者さんには座った状態でお手玉や新聞紙を丸めたボールを投げていただき、カゴに入った数を競います。
安全のためにも床に落ちた玉は拾わないように声かけをしていきましょう。
少し変則的なルールとして、職員さんがカゴを背負ってゆっくり動くのでそこに向かって投げ入れていただく形にしてもいいでしょう。
⑥ビーチボール合戦
チーム戦ですが、少人数でも問題なく楽しめるゲームの1つです。
向かい合って座り、両チームの真ん中にビーチボールを複数セット。ビーチボールにお手玉を投げ、相手の方に追いやっていきます。
終了時点で相手側により多くのビーチボールを送り込んだチームの勝利です。
⑦風船バレー
円になって座り、風船でラリーをしていきましょう。
人数は1テーブル程度の5~6認程度であっても十分楽しめます。
通常は手で風船を打つのですが、少しだけアレンジしてうちわやスリッパなどで打つ形にしても盛り上がりますよ!
⑧すごろくで体操
基本的なルールは通常のすごろくと同じです。
各マスに止まった場合に、実施していただく体操の指示を記入しておくのが、このすごろくならではの特徴です。
ゲームを楽しみながら体操もできる一石二鳥のすごろくですね。
体操の指示も椅子に座ってできる程度の簡単なものにしておくのがいいでしょう。
⑨棒投げ
箱に向かって新聞紙でつくった棒を投げ入れていただきます。
投げ方は片手でも、両手でも投げやすい方法でOKです。
投げると一言で言っても、ボールとは違いやや投げにくいのですが、このゲームでは体感を鍛えることにもつながります。
⑩ボッチャ風ゲーム
用意するものはビーチボールとお手玉です。
チームに分かれて順番にお手玉を投げていただきます。
全員が決められた数のお手玉を投げ終わった時点で、ビーチボールの一番近くに落ちているお手玉のチームの勝利となります。
近くに落とすことを狙うだけではなく、ビーチボールにぶつけてビーチボールを意図的に動かすのも有効な戦法ですね。
上手くチームのお手玉の側まで動かせるでしょうか。
⑪旗揚げゲーム
職員さんの指示に従い、赤か白の旗を揚げていただきます。
色は赤白に限らず、2色であれば組み合わせは自由ですし、旗が無くても右手左手の指示でもいいでしょう。
ここでちょっと難易度を上げて、脳トレのレベルをアップさせる方法をご紹介します。
職員さんの指示とは逆の色、または動作で動いていただきます。
例
赤揚げて→白を揚げる
赤揚げて→赤を下げる
上記を両方組み合わせると更に難しくなり、職員さんも混乱しそうになりますが、
赤揚げて→白を下げる
といった形になりますね。
利用者さんの状態に合わせてやってみましょう。
⑫カルタ
シンプルですが、読まれた札がどれかを判断し誰よりも早く取るという一連の流れは脳トレとしても楽しめます。
既製品であればご当地カルタなどユニークなものを使うのもいいでしょう。
手作りをしても楽しめますね。
⑬お手玉回し
全員1つずつお手玉を持った状態で円になり、テンポ良く隣の人に渡し、自分も隣から受け取ります。
これを繰り返して最終的に全員1つずつお手玉を持っていたら成功です。
シンプルですが、意外と失敗しやすいゲームでもあります。
⑭しりとり
少人数であれば順番もすぐに回ってきてやりやすいでしょう。
出たものはホワイトボードに記載していくと分かりやすいです。
慣れてきたら三文字などの縛りを加えてもいいでしょう。
⑮連想ゲーム
テーマを決めてそれに適した答えをどんどん挙げていただきましょう。
(例:魚編の漢字、野菜の名前など)
これもホワイトボードを使うことで、出た名前を確認しやすくなります。
さいごに
このように、少人数で合っても楽しめるゲームは複数存在します。
利用者さんの状態や、その日の人数によって実施しやすいゲームは変わってくるかと思いますので、これらのゲームを参考にして定番のレクリエーションの1つに加えていただければ幸いです。