(※好評につき、2019.9.12に15選→25選に変更しました。)
今回は、音楽を使った高齢者レクリエーションをご紹介します。
私たちにとって身近な存在である『音楽』。
それは高齢者の皆さんにとっても同じです。
単に曲を聞いたり歌を歌ったりするだけではなく、音楽を使って楽しんで頂けるレクリエーションを行えると利用者さん方にもきっと喜んでもらえると思います。
先日、「音楽レクリエーション 介護予防教室」がさくら松戸🌸にて行われました
音楽インストラクターによる、イントロクイズ🎵や歌にあわせボールを使い、全身の体操など、効果の説明も含め楽しくあっという間の時間でした!利用者様、スタッフもみーんな笑顔😁でした!#デイケア#デイサービス#音楽 pic.twitter.com/BozCdyvHTN— さくら松戸【デイケア・デイサービス・クリニック】 (@dcds_sakura) June 23, 2019
今回はデイサービスなどの利用者さんが、音楽を楽しみながら、体操をしたり考えながら行えるレクリエーション、そしてその期待できる効果についてもご紹介していきます。
高齢者向け!!音楽を使ったレクリエーションゲーム【25選】
①手遊び
特に女性の皆さんは馴染みのある方が多いと思います。
民謡や童謡のような皆さんが知っているような曲を使って手遊びを行ってみましょう。
考えながら音楽に合わせて手を動かす昔懐かしの遊びです。
楽しみながらできる脳トレとも言えます。昔を懐かしみながらやっていただけると思います。
②カラオケ
音楽のレクリエーションとしてはかなり定番のものです。
単に歌を歌うようにも感じられますが、高齢者の皆さんの若い頃に流行った曲などを歌って頂くのは、昔を振り返ることにも繋がり脳にとって良い刺激にもなります。
気軽に行えますし、回想法の一種としてもおすすめです。
③音楽を聴く
実は音楽は聴くだけでも脳にとっていい刺激になっています。
若い世代の方でも幼い頃に聞いた曲が強く記憶に残っているなんてことはあるのではないでしょうか?
それは高齢者の方も同じです。昔懐かしの曲を聴くことで脳が刺激され、回想法の1つにもなります。
ボランティアの方を招いて楽器の演奏で披露して頂く、というのも良いでしょう。
④イントロクイズ
音楽を使ったクイズです。
皆さんが昔から慣れ親しんでいる、利用者さんの若い頃のヒット曲や民謡などから出題するのが良いでしょう。
その曲の思い出を語って頂く機会にもなるので、カラオケと同じく回想法の1つとしても期待ができます。
▶イントロクイズの参考曲
⑤童謡カルタ
童謡を使ったカルタになります。
カルタの歌詞とそれにちなんだイラストなどを書いたカルタを自作してみましょう。
段ボールや厚紙で大き目の物を作るとやりやすいです。
童謡を流し、それに合ったカードを取って頂きます。歌詞は2番以降の物を書いておき、1番の歌詞を聞いて正解を連想してくと、より脳トレになると思います。
⑥リズム体操
ズンドコ節や365歩のマーチを使った体操が有名です。
皆さんに馴染みの深い音楽に合わせて体操をしていただけます。
単に体を動かすだけではなく、楽しみながら体を動かして頂けるためおすすめです。
▶リズム体操まとめ記事
⑦手拍子体操
職員が前に出て手拍子をします。利用者の皆さんにはそれを覚え、真似をしていただくゲームになります。
短期記憶を鍛えることにも繋がります。
音楽に合わせて行うと覚えやすくなるでしょう。
⑧手話
手話は耳が聞こえない方との会話の手段です。
目的を持って考えながら手を動かすので、脳の刺激にも良いです。
いきなり覚えるのは難しいので、簡単な曲から取り掛かっても良いでしょう。
歌うことだけに気を取られないようにしてくださいね。
⑨ドレミパイプなどの楽器の演奏
これはドレミパイプを用意しなければいけないので、お金は必要になってきますが高齢者でも手軽に扱える楽器の一つです。
色分けされたパイプを叩くことで、それぞれ音がなります。
皆さんで並んで実際に演奏してみると、どのタイミングでどの音を鳴らすというのを考えながら音楽を楽しめるので良い刺激になります。
動画ではドレミパイプをあげていますが、ハンドベルなども手軽に音が出せる楽器ですので、おすすめです。
⑩水戸黄門とどんぐりころころ
この2曲は歌詞を入れ替えて歌うことができる曲として有名ですね。
つまり水戸黄門の主題歌のリズムでどんぐりころころを、どんぐりころころのリズムで水戸黄門の主題歌を歌えるんです。
最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、これも馴染みの深い音楽を使った脳トレとして期待できます。
⑪もしもしかめよ
有名な同様に合わせた脳トレです。
片手は親指を、もう片方の手は小指を立てた状態でそれをリズムに合わせて交互に入れ替えていくというものです。
シンプルですが、これが意外に難しく、若い方でも慣れていないと途中で失敗してしまいます 。
⑫キーワードで音楽クイズ
イントロクイズとはまた違った音楽のクイズです。
出題する曲は高齢者の皆さんに馴染みの深いヒット曲や童謡です。
その中から歌詞の単語をいくつかピックアップします。それらから連想される曲名を当てて頂く、といったクイズです。
単語を見ながら記憶を手繰り寄せるちょっと難しいクイズです。
▶クイズの曲はこちらを参考にして下さい。
⑬音楽とイラスト
音楽を聴いて頂き、その曲から連想される景色や物の絵を自由に描いて頂きます。
上手く描くのではなく、浮かんだものをイラストという形にして頂くのが目的です。
音楽を聴く、考える、絵を描くといった一連の流れによって脳の刺激にもなります。
⑭輪唱
単に1人で歌うのとも、合唱とも違う歌い方が輪唱ですね。
学校の音楽の授業でも低学年で習うと思います。
「もみじ」「かえるのうた」が有名な輪唱です。
最初の人と少しずつずらして1人ずつ順番に歌い始めていくという形なので、普段とは違った感覚で音楽を身近に感じ、良い刺激になると思います。
⑮字抜き歌
童謡などの短めの歌から選択すると良いでしょう。
歌詞の中の特定の文字を1つ選択し、それを歌わず本来その文字が来る場所で手拍子をします。
例えば、「むすんでひらいて」の「て」の音を発さず、そこで手拍子を入れると言った具合です。
間違えても盛り上がって楽しんで音楽に触れることができます。
⑯音楽で連想ゲーム
まずは特定のテーマに合わせて音楽を集め、順番に流していきます。
例えば、「さくら(独唱)」、「さくらさくら」、「桜坂」これは簡単な例ではありますが、タイトルに「桜」が入りますね。
このように特定の枠に分類できる音楽を短い時間流し、そこから連想できる物を当てていただきます。
しかし、正解は1つとは限りません。例の場合でも「春の歌」と言う答えでも正解と言えます。
テーマによってはもっと複数の答えが挙がることもあるかもしれませんので、自由な発想で答えていただきましょう。
⑰替え歌
替え歌は幼い頃に楽しんだ経験のある方も見えるでしょう。
子どもが考えるものだと、大人になって冷静に考えるととんでもない歌詞だったりしますが、地域性も見られる場合があり興味深いものでもあります。
そんな替え歌にも挑戦しつつ、替え歌の思い出を語っていただくのもいいでしょう。
⑱指体操
指の細かい動きを音楽に合わせてやっていただく体操です。
動き1つ1つは難しくはなくても、それを覚えてなおかつテンポよくと言うと、思った以上に難しいものです。
ゆっくりとしたテンポで練習するところから始めると、取り組みやすくなるでしょう。
脳トレとしてもぴったりです。
⑲鼻歌クイズ
実際の音源を一部でも聴けば、「これはあの曲だ」と連想できる方は居ても他の人の鼻歌を聴いてすぐにそれが出来る方となると、そんなに多くはないかも知れません。
今回は職員さんに鼻歌を歌っていただき、それを聴いて利用者さんに答えていただきましょう。
職員さんも恥ずかしがらずにやってみましょう。腕の見せ所です。
⑳鼻歌
鼻歌でのクイズを先にご紹介しましたが、今度は利用者のみなさんにも鼻歌に挑戦していただきましょう。
実は鼻歌には意外なメリットがありまして、リラックス効果を得られたり、自然な鼻呼吸ができるので呼吸の改善トレーニングになるとも言われています。
音痴改善のトレーニングとしても有名ですね。
㉑楽器づくり
楽器なんて簡単に作れるイメージではないでしょう。
しかし、簡易的なものであっても音を奏でて楽しむことができればそれは立派な楽器です。
自分で作った楽器で音を出して楽しむのも、いい刺激になるのではないでしょうか?
㉒同時再生クイズ
2曲以上の音楽を同時に再生し、何が流れているのかを当てていただくクイズです。
音楽は昭和の名曲や童謡から選ぶと良いでしょう。
1曲は分っても他がなかなか分からないというもどかしさもありますが、難しくても楽しめるゲームになるでしょう。
㉓口笛
口笛は得意な方は簡単そうに吹きますが、できない方にとっては何で吹けないのか分からないくらい難しいものです。
そんな口笛も表情筋を鍛える効果があるので、ただ音を出しているだけのものではありません。
肌のたるみの解消にもつながると言われているため、特に女性の方はそう聞くと少し興味が出てくるかもしれませんね。
㉔口笛クイズ
職員さんには鼻歌に引き続き、口笛で音楽を演奏していただきます。
鼻歌よりも出題する方の難易度が上がっていますね(笑)
息もあまり続かないかと思いますので、サビ部分だけでのピンポイントな出題がおすすめです。
㉕歌詞並べ替え
歌詞の一部をカードに分割して書き、それをバラバラにしてテーブルにセットします。
利用者さんには歌詞を正しい順番に並べ替えていただきましょう。
曲名につながりやすいサビ部分からの出題だと、ひらめきによる良い脳トレになりそうです。
以上、音楽を使った高齢者レクリエーション25選でした!
いかがでしたでしょうか?
音楽は単に聴いたり、歌うだけでも脳にとって良い刺激となります。
それに体操や脳トレの要素を組み込むことによって、音楽と同時に楽しみながらそれらを行うことができます。
ぜひ、試してみてください。