紙飛行機を飛ばして遊んだ経験というものは、世代も男女も関係なくほとんどの方にあると思います。
折り紙やチラシを折って、「どこまで飛ばすことができるのか」を試して一喜一憂したのも懐かしい思い出ですよね。
特に男性の利用者さんの方が幼い頃によりのめり込み、よく飛ぶ紙飛行機の折り方を知っている方も多いかもしれませんね。
今回はそんな紙飛行機を使ったレクリエーションや、よく飛ぶ紙飛行機の折り方などをご紹介します。
目次
紙飛行機の基本的な折り方&変わり種【動画付き】
まずは紙飛行機の折り方についてご紹介します。基本的な折り方から変り種まで取り上げていきます。
よく飛ぶ紙飛行機①
紙飛行機といえば、おそらく多くの方がこの形を思い浮かべるのではないでしょうか。
かなり定番の折り方ではありますが、折り目を丁寧にしっかり意識して折るだけでも、雑に折ったのとでは違いが生じて来ます。
まずは、これから始めても良さそうですね。
よく飛ぶ紙飛行機②
先に紹介した物にちょっとアレンジを加えたような印象ですが、これもよく飛んでくれますよ。
よく飛ぶ紙飛行機③
実物の飛行機に近い形をした紙飛行機です。
ちょっと折るのは難しいのですが、よく飛びますし知らない方も多いのではないでしょうか。
よく飛ぶ紙飛行機④
2枚の紙を使って作るパターンです。
作ったパーツを組み合わせることで、1枚の紙では出せないユニークさが際立ちますね。
珍しい形ですが、これもよく飛んでくれます。
よく飛ぶ紙飛行機⑤
割り箸と紙を組み合わせ、ゴムを使って飛ばすタイプの紙飛行機です。
紙以外の素材も入っていますが、翼の部分は紙ですので紙飛行機の1種として取り組んでみるのも楽しそうですね。
おそらく通常の紙飛行機よりもよく飛ぶので、長い廊下や屋外などで十分にスペースを確保した上で飛ばすことをおすすめします。
高齢者向け!!紙飛行機を使ったレクリエーションゲーム【6選】
ここからは紙飛行機を使ったレクリエーションゲームをいくつかご紹介します。
つくった紙飛行機はこれらのゲームに活用してみてください。
①飛距離を競う
紙飛行機を使ったゲームとしては、最もシンプルなものになります。
同じスタートラインからそれぞれ紙飛行機を飛ばしていただき、その飛距離を競います。
着地したら床を滑るようにして少し前に進むこともあるかと思いますが、完全に床に着いた地点を記録とするか、静止した地点を記録とするかはあらかじめ決めておくといいでしょう。
②着地地点での得点を競う
床に大きな丸い的を設置して置きます。
(※イメージとしては弓道の的のように丸の中に複数の的があるような状態です)
得点は中の方にある小さな円になっていく程高得点に、外側の大きな円になる程引くい得点になるように設定しておきましょう。
円をまたいで着地した場合は、紙飛行機の設置面がより多く入っている方の円を参照してもいいでしょう。
③着陸の上手さを競う
滑走路をイメージし、特定の幅の直線のラインを定めます。床にすぐにはがせるようなビニールテープを貼って分かりやすくするといいでしょう。
飛ばした紙ひこうきがその線の中に収まれば成功となります。
真っ直ぐに飛ばす、もしくは少しそれたとしても線の中に収まってくれる程度の飛び方をする折り方ができるといいでしょう。
基本的には線の中に納まればOKですが、線に収まった紙飛行機の中で更に飛距離を競うのもいいでしょう。
④ユニークな飛び方を競う
紙飛行機の中には弧を描くような、面白い飛び方をする物もあります。
今回はどれだけユニークな飛び方を見せてくれるのか、競ってみてもいいでしょう。
狙ったわけでもないのに、面白い飛び方をする紙飛行機が完成する場合もあるため普段なら失敗したと思うような紙飛行機でも、思わぬところで活躍する機会がやってきそうなゲームです。
⑤障害物を乗り越える
途中に椅子を置いて一定の高さを飛ぶ必要がある地点を設けたり、輪っかをぶら下げてその中をくぐる必要のある地点を設けてみましょう。
この場合は、単によく飛べばいいわけでもなく、飛ばす方のコントロールも重要になるため少し難易度は高めかもしれませんね。
⑥ゴールするまでに投げた回数で競う
スタートからゴールまでを長めに設定し、何回投げてゴールにたどり着けるかを競います。回数が少ない方ほど上位になります。
途中で⑤で挙げた障害物を設定したり、通過または着陸しなければいけないポイントを設けて失敗したら失敗した地点からやり直しといった要素を取り入れてみましょう。
このゲームの場合、広いスペースが必要になるため特養などの入所施設やそこに併設されたデイなどであれば廊下を使って実施しやすくなります。
屋外で実施する場合は風の影響があるため難しくなりますし、敷地外に出てしまわないようにといった点にも注意が必要です。
敷地が十分にある施設なら、駐車場なら実施しやすいでしょうが、来客もあるかと思いますので車の出入りに注意する必要はありますね。
紙飛行機レクリエーションの注意点
注意点としては紙とは言え、物を飛ばすので「利用者さんに当たってしまわないよう」に注意する必要があります。
中には紙以外の素材を使ったものもありますし、紙だけを使ったものであっても先端が目に当たったりすると危険です。
周囲にも気を配り、十分なスペースを確保することは忘れてはいけませんね。
また、手の痺れなどがあり上手く折るのが難しい利用者さんも見えるかもしれませんので、そのような方は職員さんや上手い利用者さんで製作をサポートできると良いでしょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
このように、単に飛ばすだけではなくちょっとした要素を取り入れるだけでも紙飛行機を使った遊びの幅は広がります。
折り方に関しては寧ろ利用者さんの方が詳しくて、逆に職員さんが教わるなんていう場面もあるかもしれませんが、ちょっと変り種の紙飛行機を紹介すると驚いていただけるのではないでしょうか。
自分で作った紙飛行機が遠くまで飛んでくれたり、ゲームで良い記録を残すと達成感も味わえますし、その紙飛行機は単なる紙から特別な記念の作品に生まれ変わると言っても過言ではないでしょう。
懐かしい気分にも浸りながら、ぜひ紙飛行機を使ったレクを楽しんでくださいね。