端午の節句と言えば、「こどもの日」として国民の祝日になっています。
基本的には5月5日に祝いますが、一部地域では6月に祝うこともあるようですね。
そんな子どもの健やかな成長を願う日は、お孫さんがいる高齢者の皆さんには身近な行事です。
今回は、デイサービスや高齢者施設でおすすめの『端午の節句に向けた作品づくりや、レクリエーションゲーム』を紹介します。
はじめに工作5つ、そのあとゲーム5つをご紹介します!
目次
【高齢者向け】デイサービスでお勧め!!端午の節句レクリエーション10選
工作レク①ミニチュア鯉のぼり
子どものすこやかな成長を祈って空を泳ぐこいのぼり。
その始まりは江戸時代と言われており、伝統的なものでありますが近年では少子化の影響もあるのでしょうが、一軒家だけではなくアパートやマンションが増え、こいのぼりを上げにくい団地も増えてきており、ベランダサイズもあるとは言え見かける機会が減ってきました。
そんなこいのぼりもミニサイズであれば、気軽に飾ることができます。
折り紙を使いますが細かいパーツがあるため予め職員で用意する必要はありますが、テーブルに飾れる可愛らしいこいのぼりは祖父母と孫のコミュニケーションツールにもなるのではないでしょうか。
工作レク②かぶとのリース
折り紙でパーツを作って組み合わせることでできる作品の1つです。
気軽に作れる作品ですし、これをフォトフレームとして記念写真を彩る枠にしてみてもいいかもしれません。
金色や銀色の折り紙で作るとちょっとゴージャスな雰囲気があるリースにもなります。
工作レク③風車
折り紙で作ることができるよく回る風車です。
おりがみにもいろいろな柄があるのでそれらを活かしてオリジナルのものを作ることができます。
ちなみにこいのぼりの竿の上の方についている風車は羽が矢になっているもので「矢車」と言います。この風車は厳密には矢車ではありませんが、ミニチュアこいのぼりとセットで作ってみても面白いかもしれませんね。
工作レク④菖蒲
菖蒲湯でもお馴染みの植物です。
これを紙で作ることで季節の掲示作品として飾ることもできますし、オリジナルカレンダーを作る場合はその装飾としても使える作品になります。この日のお風呂を季節のお湯である菖蒲湯にしてみてもきっと喜んで頂けるのではないでしょうか。
工作レク⑤指人形
かぶとを被った子どもを折り紙一枚で再現し、指人形にできる作品です。
男の子のお孫さんがいる方は、そのお孫さんをイメージして作っても良いのではないでしょうか。
ゲームレク①こいのぼりレース
ミニチュアこいのぼりとは違った形式で折り紙でこいのぼりを作りましょう。
そのこいのぼりをうちわで扇ぎます。うちわの風でテーブルの端から端まで移動するのを競いましょう。鯉が滝を登って龍になるという伝承をイメージしたゲームです。
ゲームレク②チャンバラゲーム
チャンバラといっても実際に高齢者同士が向かい合って棒を振り回すと柔らかい素材であっても危険を伴いますので、それは避けましょう。
新聞紙で刀をイメージした棒を作ります。台の上に固定した紙風船を叩き、上手く割るという形のゲームです。
安全性を確保できれば、ヘルメットを被ってその上に固定したお互いの紙風船を割るというゲームができますが、せめて雰囲気だけでもといったことでこのような形になりました。車いすの方でも気軽にできるので、イメージは動画のようなスイカ割りが近いですね。
ゲームレク③柏餅ゲーム
玉入れをアレンジします。普段はボールや新聞紙を丸めた玉を使いますが、今回は玉を緑色の紙で包み、柏餅をイメージします。
それを籠に投げ入れて、得点を競うという方式です。実際の食べ物を投げるわけにはいきませんが、作り物なら話は別ですので季節感を取り入れたアレンジとしては効果的です。
ゲームの後はおやつに柏餅というのも良いですね。ちなみに関西ではちまきが主流で、関東では柏餅が主流とも言われていますので、柏餅とは言いましたがそこをちまきに変えるのも地域に合わせたアレンジになるので面白いと思います。
ゲームレク④忍者の的あて
折り紙で手裏剣を作っておきます。的は忍者のイラストを使いましょう。
手裏剣で敵の忍者を倒すのをモチーフにした時代劇っぽい雰囲気も取り入れてみた的あてゲームをアレンジしたものと言えます。的の中には商人を紛れ込ませて倒してはいけない的を入れてみてもいいかもしれません。
ゲームレク⑤こいのぼり釣り
魚釣りの端午の節句バージョンです。
お馴染みの魚釣りの魚を折り紙で折ったこいのぼりに変更します。クリップをこいのぼりにつけておき、磁石のついた竿でたくさんのこいのぼりをゲットしましょう。
以上、高齢者向け端午の節句レクリエーション10選でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
端午の節句は高齢者の皆さんが孫の健やかな成長を願う日にもなるでしょうから、作品づくりも持ち帰った時にお孫さんと盛り上がれそうなものを取り入れるのも良いと思います。
ゲームに関しても定番のゲームに季節感を取り入れつつ、特に男性は憧れた方も多いであろう、忍者や侍をイメージした要素を取り入れてみても盛り上がるかもしれません。
地域によっても祝い方にもそれぞれの特徴があるため、それらを盛り込んだら幼い頃の端午の節句も懐かしんで頂けるかもしれませんね。