デイサービスで行うレクリエーションゲームの中にはバランス感覚を養うことができる物も気軽に取り入れることができます。
とは言っても、片足立ちをして頂くというわけではありません・・・。
今回は、手や足を使いながら気軽に楽しみながらバランス感覚を鍛えることができる高齢者向けバランスゲームをご紹介します。
目次
【高齢者向け】バランスゲームレクリエーション 15選
①足先のトレーニング
足の指でボールやペットボトルのキャップなどを掴んで、箱に入れていくゲームです。
足の指でものを掴む機会はなかなか無いと思います。
足先を鍛えることで、転倒を予防する力にも繋がりますし、力が入れにくい足の指であるため持ち上げた後も落とさないように慎重に運んでみましょう。
②円盤ゲーム
段ボールの筒と段ボールの板を用意してタワーをつくります。
そこに向かって段ボールを丸くカットした円盤を投げてみてください。力加減が絶妙に難しく、タワーのバランスが崩れてしまわないように注意して投げてみましょう。
③お手玉でバランスゲーム
空き缶などのある程度丈夫な支柱になるものと、薄めの板状のものを用意します。
動画ではうちわを使っていますが、骨組みもあってある程度丈夫であるためおすすめできる道具です。
厚紙や薄めの段ボールでも良いでしょう。支柱の上にうちわを乗せてその上にお手玉を積み上げて行き、崩れないようにいくつ乗せられるかを競ってみましょう。
④洗濯バサミでバランスゲーム
ペットボトルの飲み口部分に洗濯バサミを挟みます。
その洗濯バサミに次々と洗濯バサミを連結させていくゲームです。
この時にペットボトルには触れてはいけません。
そのため軸になっているペットボトルへの衝撃をいかに少なくしつつ、連結を多くできるかという慎重さと、ペットボトルが倒れないように上手く洗濯バサミを繋いでいくバランス感覚も大切になってきます。
⑤空き缶でバランスゲーム
スチール缶ではなく、柔らかいアルミ缶を用意します。
プルタブは外しておき、飲み口部分はガムテープで塞ぐことで怪我の予防を図ります。
空き缶を4つ用意し、それを積み上げて積み終えたら次は1つずつおろしていくという動作を早く終えた方の勝ちです。
崩してしまうと遅れを取ることになるので、慎重にバランスを取りながら行いましょう。
⑥紙コップでバランスゲーム
土台としてトイレットペーパーの芯に紙コップをかぶせ、その上に厚紙を置きます。
その厚紙の上に紙コップをピラミッドを作るように積み上げてみましょう。
素材も軽いので風などが当たらないように注意してください。
また、紙コップを動画のように緑色にすることで、クリスマスツリーのようにも見えるため、普段は普通の紙コップで行っていてもクリスマスのレクへのアレンジが手軽にできます。
⑦タオルでもの送り
同じチーム内で2人が向かい合う形で座ります。
タオルの両端を持っていただき、タオルの上にボールを乗せてスタートします。
タオルからタオルにボールを渡していき、早くゴールであるカゴにボールを入れることができたチームの勝ちです。
2人で協力してバランスを保つのが次のペアに上手くつなげるために重要です。
⑧ボールでタワーゲーム
ボールとキッチンペーパーの芯を用意します。
キッチンペーパーの芯はカットして小さな円になるようにしておきましょう。
ボールの上にカットした芯を置き、その芯の上にボールを、更に芯を乗せてまたボール・・・と交互に積み上げて行きます。
この芯が間に入ることで普通では積み上げるのが困難なボールもタワーにすることが可能です。
バランスを保ちながら積み上げるゲームとしては難しめのゲームになります。
⑨牛乳パックを積み上げて
牛乳パックをカットしたものを積み木のように積み上げて行くゲームです。
比較的安定感はありますが、適当に積むだけではすぐにバランスを保てなくなります。
丁寧に積んでいくと良いでしょう。
⑩トランプのピラミッド
積み上げて行くタイプのゲームでは恐らくかなり難易度が高いゲームになります。
職員でも高く積み上げるのは難しいですが、その分達成感もあります。
慎重にバランスを保ちながら組み立てていきましょう。
⑪風船でバランス
スプーンの上に風船を乗せてそのバランスを一番長く保つことができた方が勝ちになります。
ただ乗せているだけでもちょっとの振動で風船はゆらゆらしますので、一見簡単そうに見えますがなかなか難しいです。
腕をできるだけ動かさず上手くバランスを保てるでしょうか。
⑫スプーンリレー
スプーンの上にピンポン玉を乗せます。
動画では歩いて行っていますが座ったままでもOKです。
座ったまま次の人のスプーンにピンポン玉を渡していきましょう。
ちょっとアレンジして、紙コップの上半分程度を切って浅くしたものに割りばしを固定することで疑似的なスプーンを作っても良いと思います。
こうすることで普通のスプーンで行うよりはピンポン玉が落下しづらく、行いやすくなります。
⑬棒倒し
ビニールテープの芯の円の中に割りばしを差し込み立たせておきます。
その割りばしを順番に引き抜いていき、棒を倒してしまった方の負けになります。
シンプルではありますが、慎重に判断しバランスを保つのに必要な割りばしを見極めてそれを抜くのを避ける必要があります。
⑭綱引きゲーム
段ボールに紐を固定しておきます。
その段ボールの上に風船などの軽いですが、乗せた状態で少し不安定な状態になるものを置いておきます。
紐をひっぱり上手く落とさずに箱を引き寄せた方の勝ちになります。
落としてしまったら停止して、その場で乗せなおして再スタートです。
単に紐を引けばいいのではなく、バランスを考える必要もあります。
⑮ジェンガ
ブロックを積み上げたタワーから一つずつパーツを抜き、抜いたパーツは上に積み上げて行くというゲームです。
昔、あるテレビ番組で巨大なジェンガをやっていたのを見たことがある方もいるかもしれません。
そんな大きなものではなく、通常サイズのジェンガではありますが、バランスが必要なゲームとしてはかなり有名なものであり、引き抜く動作も上に乗せる動作も自分の番では気を抜ける場面がないので慎重にやって頂きましょう。
以上、高齢者向けバランスゲームレク15選でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
バランスゲームと呼ばれるものに分類されるレクリエーションもこのように複数のバリエーションがあります。
道具を用意する場合は可能な限り大きいサイズのものにした方が、手の震えや視力の関係で細かい作業を行いづらい利用者さんでも気軽に楽しむことができるでしょう。
まずは、簡単に材料をそろえられるものから始めてみてぜひ利用者の皆さんにバランス感覚を活用したゲームを楽しんで頂きましょう。