今回は、3月の壁画制作におすすめの作品集をご紹介していきます。
3月と言えば、寒い時期が過ぎ、だんだん暖かくなってくる時期ですね。
そんな3月には、伝統的な行事であるひな祭りがあります。
そこで壁画にはひな祭りの定番であるお内裏様とお雛様をはじめ、ぼんぼりなどひな祭りに関連する作品を中心に取り組んでみるのが良いでしょう。
3月の壁面制作と吊るし雛🎎
個性が各々出てて面白い👏👏👏#ひな祭り pic.twitter.com/72XyG6F9xH— yumi☆khun (@yuuumipi) March 1, 2019
3月の壁面です。
テーマは『ひな祭り』です! pic.twitter.com/QVLgTC08M7
— 射宮梅咲(活動自粛) (@umesaki2019) March 1, 2019
また、3月には卒業式があったり、植物が芽を出しはじめたり、生物が活発に動きはじまる時期でもありますので、春らしい卒業式の学生や植物・生物をテーマにした作品を取り入れるのもおすすめです。
それでは、さっそく3月のおすすめ作品集をご紹介していきます。
目次
【高齢者向け】3月の壁面(壁画)製作作品集 15選
①お内裏様とお雛様
ひな祭りと言えば、雛人形は欠かせません。
お内裏様とお雛様は天皇と皇后を模したものであり、2人の結婚式の様子を表しています。
施設ではスペースも限られるため、大きな雛人形は出せませんが壁画なら場所を気にすることなく、飾れます。
利用者さんの中にもお孫さんのために雛人形を贈ったという方も見えるかもしれませんね。
②ぼんぼり
ひな人形でお雛様とお内裏様の隣に設置されている照明が、ぼんぼりです。
「あかりをつけましょ ぼんぼりに」の歌詞が印象的ですね。
漢字では「雪洞」と書く、行燈の一種です。
何故、照明であるぼんぼりが2人の横にあるのかと言うと、お雛様とお内裏様の結婚式が行われていた当時は結婚式が夜に行われていたことにあります。
夜であれば当然ながら照明は欠かせませんよね。
③菱餅
菱餅はひな人形に供えられる菱形の餅です。
ピンク、白、緑の3色が一般的ですが地域によっては色が5色であったり、7色であったりすることもあるようです。
ピンクは魔よけや解毒作用、白は子孫繁栄や長寿、緑は厄除けや健康といった意味が込められているものになります。
なんとなく3色の物というイメージだったかもしれませんが、意味を知るとまた興味深いですね。
④雛あられの吊るし飾り
雛あられはひな祭りに供えられるお菓子ですね。
カラフルなあられですので、これをモチーフにした飾りは壁を賑やかなものにしてくれます。
雛あられの色ですが白は雪、緑は木々の芽、ピンクは生命を表しています。
雛あられは関東・東海・関西でそれぞれ味付けや形に違いがありますので、施設のある地域以外から転居して来られた方が見えたら、実物を味わった経験を踏まえたお話も聞けそうです。
⑤ひな祭りのリース
お雛様とお内裏様、それぞれを象ったリースです。
和風柄の折り紙を利用することによって着物の雰囲気を上手く演出できています。
金や銀の折り紙でも高貴な雰囲気は出ますので、鮮やかな折り紙を活用してひな祭りらしい輪飾りにしましょう。
⑥満開の桜
春の花と言えば、やはり桜を一番最初に思い浮かべますよね。
満開の桜の木の下で飲んだり、食べたり、笑ったり、そんなお花見も春の伝統的なイベントです。
桜と言えば、卒業式に満開に咲いているイメージでフィクションの中で描かれることが多いのですが、実際には卒業式のタイミングには間に合わないことも珍しくはありません。
その年の気温や地域によって差はありますが、開花時期は概ね3月末から4月上旬頃ですので近所の桜の木はまだまだ咲いていなくても、一足早くてもお花見気分を味わうのも良いでしょう。
⑦たんぽぽ
たんぽぽも春の花としてはイメージしやすい存在ではあり可愛らしい花なのですが、桜と違って主役級というわけではありませんね。
とは言え、道端で元気に咲いているたんぽぽは春になったことを強く感じさせてくれる存在です。
そんなタンポポも壁画であれば主役級の存在として、施設に春を告げてくれる存在になりますよ(*^^*)
⑧つくし
春になり暖かくなると顔を出してくるイメージのある、つくし。
春らしい植物ではありますが、まだ寒い気温を耐えながら2月にも一度顔を出します。
その次に3月下旬頃になるとまた顔を出してきます。
つまり、年に2回顔を出す時期があるんです。なかなか力強い植物ですね。
また、つくしと言えば、食べることもできる植物ですので食べたことのある方も少なくはないでしょう。
ちなみに、つくしは傘が開くと成長し過ぎていて固い証拠でもあるので食べる際は衛生面に気をつけた上で、傘の閉じているものを選びましょう。
⑨ツバメ
春が訪れると日本にやってきて、軒先などに巣をつくるツバメ。
可愛らしい存在であり、雛が巣立つまで見守りたいものですよね。
地域によってやや差はありますが、暖かい九州では他の地域よりも早く、正に3月末頃から巣作りを始めます。
ちなみに日本にやって来たツバメはパートナーを見つけてから巣を作っていますので、新婚夫婦みたいなものでしょうね。
⑩桃の花
桃の花は、ひな祭りの童謡である「うれしいひなまつり」にも登場します。
春の訪れを感じる花ではありますが、実際の開花時期は3月下旬頃とされており、ひな祭りの時期には間に合わないのが、ちょっとだけ残念です。
とは言え、桜や梅のように花見を楽しむのにも向いている綺麗な花ですよ(*'▽')
それを施設内で表現してみましょう。
⑪テントウムシ
小さくて可愛らしいテントウムシ。
テントウムシが姿を見せるようになるのも、だいたい3月頃からです。
作物にとって害虫であるアブラムシを食べてくれる益虫でもあるため、農家さんにとっては小さくとも頼もしい面もある存在なのではないでしょうか?(*^^*)
⑫卒業式
卒業式を迎える子を表した壁画です。
ご自身の卒業式の様子が懐かしく感じられそうですね。
卒業を迎えるお孫さんが見える方にとってはその成長が喜ばしい時期でもあるでしょう。
⑬ウグイス
ウグイスも春の鳥であり、「春告鳥」とも呼ばれます。
地域によって若干の差はありますがこの時期にも観察できる鳥です。
ウグイスと言えば、「ホーホケキョ」と鳴くイメージですがそのように鳴くのは繁殖の時期である春のみなのだとか。
⑭メバル
ウグイスは「春告鳥」と呼ばれていましたが、「春告魚」と呼ばれる魚も存在します。
それがメバルなんです。
メバルはその名の通り、目が張るように大きいのが特徴的な魚ですので、動画のようにリアルにとはいかなくても、その特徴を捉えれば春を告げる魚を春の壁画の仲間に加えることができます。
⑮アネモネ
アネモネは3月から4月頃にかけて最盛期を迎える花です。
原産地は地中海付近のヨーロッパではありますが、日本でもガーデニングで人気の高い花です。
園芸が趣味の方は実際に育てた経験もあるかもしれませんね。
可愛らしい花ではありますが、実物には毒もあるためその点には注意が必要です。
以上、3月の壁面製作としておすすめの壁画作品集でした!
このように、3月は春の訪れを感じられる多くの草花が見頃を迎える時期でもあります。
伝統的な行事だけではなく、身近な草花の中にも工作によって壁画として楽しめるものがありますので、それらを取り入れつつ施設の壁を鮮やかに彩ってみましょう。