今回は、1月の工作におすすめの作品集をご紹介していきます。
1月はお正月、新年を迎えるおめでたい月です。
初詣に出かけたり、初日の出を見たり、おせち料理を食べたりとお正月だからこそ楽しめるイベントもありますね。
地元の⛩神社に初詣に行ってきた😊 pic.twitter.com/GMbohZE3bb
— オヤニラミとーさん (@oyaniramipapa) January 4, 2019
また、親戚が集まるタイミングでもあるので子ども達にとってはお年玉が楽しみの1つです。利用者のみなさんもお孫さんや曾孫さんに渡すのではないでしょうか。
そこで、1月の工作には、正月飾りやお正月から連想できるものを中心に取り組めるといいでしょう。
それでは、さっそく1月のおすすめ作品集をご紹介していきます。
デイサービスの工作レクでお困りの際はぜひ参考にしてみてください!
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【1月の工作作品①】しめ縄
しめ縄は、古事記や日本書紀にある日本神話の「天岩戸」がルーツであるとの説もあり、「神聖な場所に不浄なものや邪気が入らないように張られる結界」としての意味があります。
そんなしめ縄を、紙を活用して作ってみましょう。
ワイヤーなども使わないため、比較的安全に進められる工作です。
【1月の工作作品②】門松
トイレットペーパーの芯を活用したお手軽な門松です。
門松はよくイメージするサイズはかなり大きなものになるため、一般家庭などでは飾りにくい印象もあります。
しかし、このような小型のものであれば窓の近くに飾ったり、下駄箱に飾ったりと様々な場所に設置してお正月らしさを演出することができます。
年神を家に迎え入れるための依り代という意味合いがあるため、歳神様に来てもらいたいという想いを込めて作ってみましょう。
【1月の工作作品③】干支の鏡餅
干支の要素を取り入れたユニークな鏡餅の工作です。
年の神様である「年神様」の依り代としての役割を持っています。
何故、丸い餅が2段に重ねられているのかと言うと、昔の丸い鏡を模しており、魂の象徴という意味も持っています。
大小2段での餅を積み上げることで月と太陽、陰と陽を表しています。
円満に年を重ねるといった意味も込められています。
【1月の工作作品④】だるま
だるまは、インドのお坊さんである「だるま大師」がモデルになっています。
彼はなんと、9年間もの間座禅を続け、手足が無くなったと言われています。
その話からだるまにも手足がない形になったのです。
また、「だるま大師が赤い衣を着ていた」という説や「赤色には魔よけの効果がある」という説もあり、だるまは赤い色になりました。
【1月の工作作品⑤】書初め
書初めはその名のとおり、新年になって初めて毛筆で字や絵を書くことです。
現代では筆で文字を書く機会自体が殆んどないため、年に一度も筆を手に取らない方も多いでしょう。
書初めは小学校や中学校では伝統行事として、授業や宿題にも取り入れられているので忘れられてしまうことはないでしょうが、大切に受け継いでいきたい伝統の1つと言えますね。
【1月の工作作品⑥】おみくじ
お正月と言えば、初詣です。
初詣に行くとついつい引きたくなってしまうのが、おみくじです。どんな結果が出るかドキドキしますね。
そんなおみくじを手作りで施設内で楽しむことができる工作になっています。
施設内で初詣の気分が味わえそうですね。
【1月の工作作品⑦】獅子舞
獅子舞は日本には室町時代の後期に中国から伝わりました。
飢餓や疫病を追い払う役割があるとされており、祝いの行事や祭りなどで獅子舞が行われるようになりました。
実は獅子舞には中に2人入って舞う「伎楽系」と1人で入って舞う「風流系」の2つがあるのはご存知だったでしょうか。
また、獅子舞が頭に噛み付く行為には「邪気」を、獅子舞が食べて取り除くという意味が込められています。
特に子どもが獅子舞に噛んでもらうと、学力向上のご利益もあると言われています。
そんな獅子舞をティッシュ箱で再現したものです。実物よりも可愛らしいですね。
【1月の工作作品⑧】扇
扇は二等辺三角形をしており、この形は昔から言われる縁起の良い形「末広がり」であることから、縁起物とされています。
初夢で見ると縁起が良いものに「一富士二鷹三茄子」が有名ですが、それに続く形で「四扇五煙草六座頭」と扇が含まれています。
また、扇は昔から舞や儀式にも用いられるなど、古くから親しまれている道具であると言えます。
【1月の工作作品⑨】ポチ袋
利用者のみなさんにはお孫さん・曾孫さんにお年玉を贈る方も見えるでしょう。
そんな時に欠かせないのがポチ袋です。
今では色々なキャラクターが描かれたものなども売られていますが、手作りの温かみのあるポチ袋も良いものです。
柄のついた折り紙で作ると綺麗に仕上がりますよ(*^^*)
【1月の工作作品⑩】福笑い
お正月の伝統的な遊びの1つです。利用者のみなさんも経験したことがあるのではないでしょうか?
完成した顔のパーツがバラバラなのを見て楽しむ遊びであり、見ているだけでも面白いものです。
勝敗の決め方は「より正確にパーツを配置した方」または「より面白い顔に仕上げた方」です。
お正月の遊びとしては明治時代頃と言われていますが、実はその起源などははっきり分かっていないことも多いんです。
【1月の工作作品⑪】羽子板と羽
羽根突きに欠かせない2つの道具です。
元々、羽根突きは羽をトンボに見立てて蚊避けのまじないとして行なわれました。
蚊が疫病を運んでくる存在でもあったことから、「子どもが病気にならないように」と願って行なわれていたんです。
【1月の工作作品⑫】宝船
宝船と言えば、七福神が乗っている宝物がたくさん積み込まれた船です。
この船に七福神が乗っている様子を象った置物などは縁起物としても親しまれています。
小さい作品なので七福神は乗せられませんが、気分だけでも味わえそうです。
【1月の工作作品⑬】コマ
コマはお正月の伝統的な遊びであり、縁起物です。
まずはコマの形に注目してください。中心にまっすぐと1本の芯が通っています。
このことから「筋を通す」など、前向きな気持ちが連想されました。また、コマがクルクルと回る様子にから「お金がまわる」「仕事がうまく回る」などが連想され、縁起物として親しまれるようになりました。
今回のコマは紙を使っていますので、固い素材に穴を空ける作業もないため作る過程も簡単ですよ。
【1月の工作作品⑭】猫のストラップ
招き猫は商売繁盛の縁起物として親しまれていますが、元々は農作物や蚕を食べてしまうネズミを猫が駆除してくれることから養蚕業の縁起物であったという歴史も持っています。
そこで、今回は猫を象ったストラップです。
100円ショップで手に入る紙粘土と、動物の型があれば簡単に作ることができます。
他の動物にアレンジすることもできますよ(*'▽')
【1月の工作作品⑮】熊手のアレンジ
熊手は「幸運や金運をかき集める」という意味を込めて、商売繁盛の縁起物としても親しまれています。
今回の作品は既製品の熊手に、造花などを飾りつけオリジナルの作品をつくり上げるものになっています。
自由な発想でデコレーションしてみましょう。
きっと幸運を集められるはずです。
以上、1月におすすめの工作作品集でした!
このように1月には、おめでたいお正月に相応しい縁起物を中心とした工作に取り組んでいただくことができます。
縁起物として認識はしていても、何故それが縁起物なのかその背景を知らないものもあるかと思いますので、そのような話も交えて工作を楽しむことができると良いですね。