
みなさん、こんにちは!
突然ですが、みなさんは友人と会った時にどんなことをして楽しんでいますか?
食事に行く、カラオケに行く、買い物に行く、色々楽しみ方があると思います。
私はよく飲食店で、お酒を飲みながらあれこれと話すことが多いです。
お酒を飲みながら、昔話をしたり、仕事の愚痴をこぼしたり、これからのことを話したり。
そんな楽しい時間も、会う頻度が上がると話題も尽きてきしまうことがあります。そんな時に始めたのが、『なぞかけ』でした。
え、『なぞかけ』って、そんなに面白いの?
そもそも、『なぞかけ』って何?どうやって作るの?コツは?
そんな皆さんに向けて、今回は『なぞかけ』について、ご紹介していきます。
目次
なぞかけの基本!!コツの前に名作なぞかけをみてみよう
まず、はじめに『なぞかけ』の説明をします。
簡単に言うと、『駄洒落(だじゃれ)』の一種です。
『トイレにいっといれ』や『布団がふっとんだ』などの駄洒落はみなさん、聞いたことがあると思います。
これらは『同じ読み方をする言葉』や『似た読み方をする言葉』をかけて楽しむ言葉遊びです。
※混同されがちですが、音楽での『韻を踏む』は駄洒落ではないですよ。これは、また別の機会で。
『なぞかけ』は上級の『駄洒落』だと思ってください。といっても、イメージしづらいので、こちらをご覧ください。
『坊さん』とかけて、『朝刊』と解く。
その心は…
『けさきて、きょう読みます。』
このように、『2つのキーワード』を最初に提示し、『その心は…』に続けて、『共通点(駄洒落にあたる部分)』を提示する、という流れです。
先ほどの『なぞかけ』は…
・お坊さんは『袈裟(けさ)』という衣服を着て、お『経(きょう)』を読み上げます。
・新聞の朝刊は『今朝(けさ)』にきて、『今日(きょう)』読みます。
という2つの意味を表しています。
また、『けさ』、『きょう』というキーワードが駄洒落になっていて、その上、どちらも時間を表す言葉でまとめられている、とーーーっても綺麗ですごい『なぞかけ』です。
この『なぞかけ』、実は芸人の『ねづっち』が披露した名作です。
『なぞかけ』は上級の『駄洒落』だと思ってください、とお伝えしたのが分かっていただけたと思います。
とても難しそうに思える、この『なぞかけ』ですが、実はちょっとしたコツを知っていると作りやすくなるんですよ!
なぞかけの作り方・コツ
ここからは、『なぞかけ』の作り方やコツを紹介します。私自身も作りながら、説明していきます。
※お酒を飲みながらの『なぞかけ』はノリと勢いで作っているので、ちゃんとした方法をご紹介しますね。
①1つのキーワード/お題を決める。
ねづっちがお客さんや共演者に『お題をください』と言っている部分ですね。
まずは、基準になるキーワードを決めます。
私はスポーツの中で、野球が好きなので、『野球』で始めたいと思います。
②決めたキーワードから連想して、色々な言葉を思い浮かべる。
制限は無いので、さらっと出てきた言葉を思い浮かべて、どんな言葉でも口に出してみましょう!
選手、監督、投手、内野、外野、球場、応援、優勝、球団、甲子園、球児…などなど
③思い浮かべた言葉の中から、同音異義語(おなじ読み方だけど、意味が違う言葉)を探す。
私が②で挙げた言葉の中からだと…
・選手…船主、先取
・投手…党首、当主
・球場…休場
・球団…糾弾
・球児…給仕 などがありました。
④同音異義語に関連ワードを探す。
ここまで来たら、もう一息!同音異義語で思いつく言葉を挙げてみましょう!
・船主…舵を取る人
・先取…有利になる
・党首…政治
・当主…名門・道場
・休場…ケガ
・糾弾…不正・記者会見
・給仕…メイド・お金持ち などなどが私は浮かびました。
⑤つなげてみる
ここまで挙げてきた言葉たちをつなげていきます。
ここまでで、私の場合だと、
『①お題 ⇒ ②お題の連想 ⇒ ③同音異義語 ⇒ ④同音異義語の関連ワード』の順で、
『①野球 ⇒ ②投手 ⇒ ③党首 ⇒ ④政治』と、言葉を挙げてきました。
これらを『①とかけて、④と解く。その心は②』という形に当てはめます。
※②や④の部分は言葉に合わせて、文章を当てはめます。
すると…
『野球とかけて、政治と解きます。』
その心は・・・
『どちらも投手(党首)が命運を分けるでしょう!!!』と、なります。
おぉ。
それっぽく作れた気がしますがどうでしょうか?
みなさんも、是非、挑戦してみてください!
さいごに、お手本になる名作なぞかけを紹介!
『なぞかけ』のお手本に、私が崇拝するねづっちの名作を3つご紹介します。
お茶とかけまして、ピンチとときます。
そのこころは・・・
「万事きゅうす(休す・急須)」。
メディアとかけまして、秘密とときます
そのこころは・・・
「かくしごと(書く仕事・隠し事)」があるでしょう。
ダイヤモンドとかけまして、腕利きの社員とときます
そのこころは・・・
どちらもすごい「こうせき(鉱石・功績)」でしょう。
聞いてみて、あー、納得と思わず声が出てしまうねづっちの名作、いかがですか?
即興で、こんな『なぞかけ』ができるなんて、本当にすごいですよね。
また、噺家さんの多くの方やねづっち以外の芸人さんも『なぞかけ』を披露しています。
気になるかたは調べてみて、お気に入りの名作を見つけてみてください。
まとめ
ここまで、ご覧いただき有難うございました。
今回は、『なぞかけ』について、ご紹介してきました。
なぞかけを作るコツは・・・
なぞかけの作り方のコツ
①1つのキーワード/お題を決める。
②決めたキーワードから連想して、色々な言葉を思い浮かべる。
③思い浮かべた言葉の中から、同音異義語(おなじ読み方だけど、意味が違う言葉)を探す。
④同音異義語に関連ワードを探す。
⑤つなげてみる
お酒の勢いや思い付きで作っていた『なぞかけ』ですが、こうして文章にまとめてみると、綺麗な方程式になっていることに今更気が付きましたよ。
上手に作れた時は嬉しいし、褒められたり、お題や連想した言葉から新たな会話が生まれたりしますので、皆さんも是非、『なぞかけ』に挑戦してみてください。
この記事をご覧いただいて、少しでも皆さんの参考になれば、幸いです。