今回はデイサービスでおすすめの節分レクリエーションをご紹介します。
節分といえば「豆まき」ですが、豆まきは後の掃除が結構大変・・・落ちた豆は衛生的に良くないですよね。
誤って食べてしまって誤嚥してしまう可能性も。できれば豆をまかずに楽しめるレクリエーションがあればいいですよね!
レクを考える上で大切なことは、「利用者さんにとって有意義で楽しめる」こと!!
目次
そもそも節分ってなぜやるの?
節分は雑節の一つで、各季節の始まりの日の前日のこと。
節分とは、「季節を分ける」ことも意味しているんですね。
季節の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられていることから、その邪気を払うための儀式から始まったのが豆まきです。
邪気を払って服を呼び込むということから「鬼は外!福は内!」の掛け声をかけながら豆をまくようになっていきました。
節分の2月3日は一年の健康を願う大事な行事の日。利用者さんに季節感を感じていただくためにも大切な節分レクリエーション。
身近なものでできる手軽で楽しいレクリエーションを15種類紹介しますので、ぜひデイサービスなどで行ってみてください。
【高齢者向け】デイサービスでおすすめの節分レクリエーション15選
①お箸で豆つかみ競争
豆をまかずに使うレクリエーションといえばこちら!お箸、お皿2枚、豆があればできます。
豆を片方の皿からもう片方の皿へ移していき、制限時間内にどれだけ豆を移せたかを競う超シンプルでわかりやすいルール。
ご自分でもやってみていただいたらわかるかと思いますが、結構夢中になれます。
集中して手を動かすことで脳が刺激され、認知症予防にもなります。お箸が難しければ、スプーンで代用しても◎
動画のように、色んな種類の豆を混ぜると難易度が変わります。
②豆まき
やはり、節分だから豆はまきたい!!
それならば、豆をそのまままくのではなく、豆を小分けの袋に入れてキャンディーのように包んでまくのがおすすめです。これなら衛生的にも安心ですし、掃除にも困りません。
豆にこだわらなくてもよいという方は、袋の中身をチョコレートやこんぺいとうなどにしてもよいですね。
鬼役はスタッフでも利用者さんでもOK。節分の行事だということを認識していただくためにも、とことん鬼役に徹することが大事です。お面は必須アイテムですね。
③節分飾り作り
地方によって飾りは違うでしょうから、高齢者同士で出身地域の飾りについて話すのもよいでしょう。
④恵方巻きを作って食べる
定番ですがぜひみなさんで恵方巻きを作ってみましょう。
入れる具材は何がよいか?利用者さんに相談してみましょう。生まれ育った地域で入れる具材も異なるかもしれません。
関西では、恵方を向いて一言もしゃべらず黙って黙々と食べ切るという風習がありますので、その風習を体験していただくのも面白いです。
⑤ボーリングで鬼退治
画用紙で鬼を作り、ペットボトルに貼ります。その鬼をボールで倒すというゲーム。
使うのは手でも足でもOK!全身運動になり、ルールがわかりやすく鬼を倒すことで達成感も味わえます。
こちらのお手玉バージョンもおすすめです。
⑥豆を食べる
節分だからやはり豆を食べないと節分を実感できないですよね。
おすすめは甘納豆です。甘納豆なら柔らかくて甘くて美味しい。
「豆は誤嚥の可能性があるし危ないからダメ」ではなく、ではどうしたら豆に近づけるだろう?と工夫して考えることを忘れてはいけません。それが介護のプロです!!
⑦卓球で鬼の的当て
テーブルを卓球台にしてテーブルの端に鬼の的を置きます。
ラケットを使わずピンポン玉を投げて的に当てるというのももちろんOKです。
⑧鬼の仮装大会
スタッフも利用者さんもみんなで鬼の格好をしてみます。頭はもちろんアフロのかつらをつけて、角も忘れずに。
みんなで写真を撮りましょう。
お面を自分で作って被るのも良いですね。
⑨恵方巻きゲーム
画用紙、おしぼり、輪ゴムがあればできます!とっても手軽なのに楽しいレクです。
黒の画用紙に白のおしぼりを乗せ、きゅうりや卵などの具に見立てたものを乗せ、くるくる巻いて輪ゴムで止めて出来上がり。
ただ作るのではなく、一人何本作れるかを競うと盛り上がりそうです。
⑩玉入れ競争
ダンボールで作った鬼の口にボールを投げ入れ、たくさんボールが入ったほうが鬼退治できたという設定にして楽しむゲーム。
チーム対抗にすることで盛り上がります。全身運動にもなりますのでおすすめです。
⑪節分クイズ
節分に関する雑学のクイズをします。20問ほどがちょうどよいです。
早押し対決にすると盛り上がりますし、知らなかったことも知ることができたり、新たな発見もできることでしょう。
⑫鬼は外!ゲーム
ふくらませた風船(鬼のお面をつける)と空き缶をビニール紐で結び、床に作った輪の中に設置します。
お手玉を一人2〜3個配布します。風船や空き缶を狙ってお手玉を投げ、誰が一番早く輪の中から鬼を追い出せるかを競います。
空き缶の中に鈴などを入れて、空き缶が動いていることが実感できるとより良いです。職員は横で見ながら実況中継をすると盛り上がります。
⑬ストロー吹き矢
鬼の的に矢を当てるゲームです。
太さの異なるストローを用意し、短い方のストローを折り曲げ、ビニールテープで固定し、太いほうのストローに差し込み、矢を作ります。
大きめの紙に鬼を描き、的を作ります。的は鬼の絵にします。
的から1mほど離れたところから太い方のストローを吹き、的を狙います。
点を多く取った人が勝ちです。太いほうの長さを変えることで、肺活量に合わせた飛距離の調整ができます。
⑭毛糸で作る鬼の扇飾り
ダンボールに毛糸を巻きつけて鬼を作ってみましょう。
赤と青の2種類作り、扇形の台紙に貼ります。手指の機能向上や思考の活性化を図ります。
⑮はりこで作る鬼のお面
発泡トレーなどを土台にして紙をのり付けして貼っていきます。
仕上げに色付けを行います。
色付けを行うことで利用者さん一人ひとりの個性が出て、自然とコミュニケーションを図ることができます。
以上、高齢者向け節分レクリエーション15選でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
節分といえば豆まきですが、豆まき以外でも工夫次第でこんなにたくさんの種類の節分レクがあります!しかも身近なモノを使うから手軽にできます。
「どうしたら利用者さんにとって有意義で楽しい時間になるか」を考えれば自然とアイデアはわいてくるものです。
今回ご紹介した節分レク。みなさんもぜひ試してみてください。