
音楽に合わせて手を動かす昔ながらの遊びである『手遊び歌』。
特に女性の方は幼い頃に遊んだのに加えて、子育て中にお子さんと遊んだなどで馴染みがある方も多いのではないでしょうか?
ご高齢になってもかなり早いペースで行われる方も見えたりと、長年の経験には若さだけでは真似できない積み重ねすら感じられます。
そんな手遊びですが、しっかりと動きを把握しておかないとついていけないなど、思った以上に頭を使う遊びであり脳トレとしての効果も期待できるんです。
また、懐かしい音楽に触れること自体も脳にとってはいい刺激になっています。
今回は、そんなデイサービスでもおすすめの高齢者向け手遊び歌をご紹介します。
目次
【高齢者向け】動画付き!!おすすめ手遊び歌 15選
①いわしのひらき
なんだか美味しそうなタイトルですね。
「ずんずんちゃ ずんずんちゃ」という独特なリズムがくせになりそうです(*^^*)
登場する魚の名前が順番に大きくなっていくというなかなか面白い要素が隠されていますが、それに気づけるでしょうか。また、地域によって登場する魚に多少の違いもあるという話も聞きますね。
②アルプス一万尺
2人で遊ぶタイプの手遊びです。
段々とテンポをアップしていく遊び方もあり、早くやるのはかなり難しいと思います。
早いペースで成功している方たちはかなり上手いと言えるでしょう。2人で息を合わせて最初はゆっくりしたペースでも良いのでやってみましょう。
③みかんの花咲く丘
第二次世界大戦の終戦直後に生まれた、日本の童謡の名曲になります。
誰もが聴いたことがある曲かと思います。ゆったりとしたテンポの曲ではありますが、意外と動きが難しく2人で息を合わせて落ち着いて取り組んでみましょう。
④茶摘み
「夏も近づく 八十八夜」との歌詞にありますよね。
八十八夜は立春から数えて88日目の日を指しているので、5月2日頃を指しているのはご存じだったでしょうか?
そんな茶摘みの手遊びですが、茶葉を摘む動作をイメージした動きになっているそうですね。
⑤おちゃらかほい
じゃんけんを取り入れた手遊びですね。
じゃんけんで勝った方が「バンザイ」、負けた方が「うつむく」、あいこなら「腰に両手を当てる」という動作を行いましょう。
じゃんけんの勝敗ではなく、じゃんけんの結果に適した動きをテンポに合わせて正確に行えるかというものです。途中からテンポアップしていくと、焦って間違えてしまう可能性も高くなるでしょう。
⑥お寺の和尚さん
和尚さんが撒いたかぼちゃの種から、花が咲くまでを手遊びで表現しています。
地域や年代によって遊んでいた歌詞に若干違いがあるようで、皆さんはスタンダードな歌詞で遊んでいたのか、ちょっと付け足された歌詞で遊んでいたのか聞いてみても良いでしょう。
⑦おせんべやけたかな
4人程の人数で行うのがちょうど良い手遊びです。
手の平をおせんべいに見立ててひっくり返していくというルールです。
おせんべいも色々な種類がありますので、どんなおせんべいが好きか、話を交えながら楽しんでいただいても良いかもしれませんね。
⑧おべんとうばこのうた
子ども向け番組でも手遊びが紹介されることも多いので、子どもから高齢者まで誰もが聴いたことのある曲ですよね。
皆さんも昔食べていたお弁当や、ご家族のためにつくったお弁当がちょっと懐かしく感じられるのではないでしょうか?
⑨十五夜さんの餅つき
餅つきに見立てた手の動きで、2人で行う手遊びです。
テンポアップしていくと難易度を調整できます。また、ご紹介しているのは十五夜ですが、正月などの他の季節の行事に差し替えて行うこともできます(*'▽')
⑩グーチョキパーでなにつくろう
左右の手のグーチョキパーを組み合わせて、何かしらの形をイメージしたものをつくる手遊びです。
動きとしては単純なものなので、早いテンポが苦手な方も取り組めますし、世代を問わず一緒に遊べる手遊びと言えますね。
⑪やきいもグーチーパー
なんだかやきいもが食べたくなってくるようなタイトルの曲に合わせて行う手遊びです。
じゃんけんを取り入れた手遊びで、早いテンポを求めないものですので手軽に行うことができますよ(*^^*)
⑫ずいずいずっころばし
手遊びの中でも多い人数で行えるものになります。
輪になって軽く握って手で輪をつくり、1人が順番につついていき、最後につつかれた人が負けという形式です。
手遊びに使われる曲の中では若い世代の方だと意外と知らない人も少なくないようですね。
⑬どんぐりころころ
誰もが知っている秋の童謡を使った手遊びです。
ゆったりとしたテンポの曲に合わせて手を動かしていくものになります。手遊びの経験がある方も、そうでない方も馴染みのある曲なので一緒に取り組みやすいのではないでしょうか?(#^^#)
⑭あんたがたどこさ
これも大人数で遊べる手遊びになります。
輪になって座り自分の手を叩いたり、隣の人の手を叩いたりをリズムに合わせて繰り返して行くものになります。
あんたがたどこさと言えば、まりつきに使われる曲でもあり、お手玉遊びに使われていたりと、昔からの遊びにも深く関わっている曲と言えますので、手遊びに限らず何かしらの形でこの曲に触れたことがある方も多いでしょう。
⑮いとまき
手遊びではありますが、腕を回す動作も入っており腕を大きく使って遊べるものになるためちょっとした上肢の体操にもなりますね。
ゆっくりとしたテンポなので、簡単にできる手遊びです。
以上、おすすめの高齢者向け手遊び歌でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
一言で手遊びと言っても個人で行うもの、2人で行うもの、それ以上の人数で行うもののバリエーションがあります。
2人で遊ぶものは早いテンポが求められるものもあるので、慣れていない方はちょっと戸惑うかもしれませんが、完璧に成功させることよりも楽しんで行っていただく方が大切ですので、肩の力を抜いて気軽に取り組んでいただきましょう。
利用者さんの中に2人で行う手遊びを早いテンポで行うことができる方がいればお手本を見せていただくのもいいかも知れませんね。
きっと職員さんでもそう簡単には真似できないので、昔ながらの遊びの経験者である利用者さんから学ぶ機会としても良いと思います。
ぜひ、デイサービスレクとして手遊び歌を取り入れてみてくださいね。