年末の大きなイベントであるクリスマス会。
冬を代表するイベントであり、12月のクリスマス会、1月の新年会と楽しい行事が続くことになります。
そんなクリスマス会でも入所者のみなさんに楽しく取り組んでいただけるゲームを開催したいものですが、特養となると車椅子でも支障なく参加できるレクリエーションを前提として検討していく必要があります。
入所者さんの状態によっては職員さんのサポートも必要になる場面もあるかと思いますが、可能な限り利用者さん自身のお力で楽しみやすいプログラムを考えたいものです。
今回は、特養のクリスマス会におすすめなレクリエーションをご紹介していきます。
目次
特養向け!!クリスマス会レクリエーション【15選】
①ハンドベル
クリスマスに演奏する楽器と言えば、このハンドベルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
簡単に演奏することもできますし、1人が1つ~2つの音を担当する形になるので、複数人で1組の楽器を使いながら1曲を演奏することができるのが楽しいところです。
クリスマスソングにはハンドベルで演奏される定番曲もいくつかあるため、鳴らすタイミングを職員さんでもサポートしながら演奏してみましょう。
普段は演奏を聴くことはあっても、自分達で演奏することは少ないかと思いますのでいい刺激になりそうですね。
②合唱
クリスマスソングではなくても、冬の曲であればこの季節にはぴったりです。
昭和の名曲の中で冬らしさを感じる曲や、冬に関する童謡など入所者のみなさんがよく知っているであろう曲を選択してみましょう。
懐かしい音楽に触れる機会は、当時の思い出も蘇ってくる回想法にも繋がりますよ。
③クリスマス神経衰弱
手作りのカードを作成します。カードの表面にはサンタクロース、トナカイ、クリスマスツリーなどのクリスマスに関連のあるイラストを描いておきましょう。
それらのカードを裏返してテーブルに並べてゲームスタートです。後は通常の神経衰弱と同じく絵柄を揃えることができればカードを獲得できます。
数字よりもイラストの方が印象に残りやすいかもしれませんね。
④クリスマスの福笑い
福笑いと言えば、お正月の伝統的な遊びですので少しフライングではありますが、ちょっとクリスマス風にアレンジして楽しんでみましょう。
お福の顔をサンタクロースやトナカイにすると、それだけでもクリスマスらしい雰囲気が出てきますね。
⑤クリスマスツリーゲーム
床にテープでクリスマスツリーの形を意識した的をつくっておきます。
的を構成するテープの一部を裏(粘着面)を表になるように配置します。
そうして出来たツリーの的に向かってボールを転がし、テープの粘着によって止まった位置に対応したポイントを獲得できるといった形です。
的を大きめにつくり、そこにお手玉を投げて落下した地点の得点が入る形式にしても良いでしょう。
⑥プレゼント釣り
魚釣りゲームをクリスマスバージョンにアレンジです。
普段は魚を描いた紙にクリップを付けて、それを磁石を付けた竿で釣り上げているかと思います。
今回はクリスマスバージョンということで、その絵柄をクリスマスプレゼントやサンタクロースと言ったクリスマスらしい絵柄にする。
または、折り紙でつくった小さいプレゼントボックスを釣り上げる形にしてみましょう。
テーブルの上でコンパクトサイズで実施した方が特養の場合はやりやすいかもしれませんね。
⑦プレゼント配り
職員さんがサンタクロースやトナカイに扮して入所者のみなさんにプレゼントを配ります。
おそらくクリスマス会をおこなうのであれば、プレゼントを用意しているかと思います。
どうせなら、印象に残るクリスマスならではの渡し方をしたいものですね。
プレゼンとは既製品であっても、手作りであっても喜んでいただけそうな物を選びたいですね。
⑧記念撮影
職員さんがサンタクロースやトナカイの衣装を着たり、入所者さんにもサンタクロースの帽子やトナカイカチューシャなどを付けていただいた状態で記念撮影してみましょう。
一目でクリスマス会の写真だと分かりやすいですし、この写真をクリスマスカードに貼り付けて贈っても良いかもしれませんね
⑨クリスマス玉入れ
普段の玉入れにはお手玉や新聞紙を丸めたボールなどを使っているかと思います。
今回はそれを少しだけクリスマスのような雰囲気にアレンジします。
新聞紙を使い普段は丸い形に仕上げているボールを、今回は角を丸くした上で箱状の形にします。その箱をカラフルなテープでデコレーションしてみましょう。
そうするとクリスマスプレゼントの箱のようにもなり、定番のゲームに期間限定の要素を取り入れることができます。
⑩マジック
これは職員さんが利用者さんに披露するものになります。
入所者さんにゲームに参加していただくだけではなく、見て楽しんでいただける時間もあるといいでしょう。
比較的簡単にできるマジックや、簡単にできるマジックグッズもありますが少し離れた位置からでも見やすい物を実施するか、入所者さんを小グループに分けそれぞれの前で披露するのが良いでしょう。
⑪世代間交流
クリスマス会が大きな行事なのは、高齢者施設だけではありません。
子ども達が通う幼稚園や保育園でも大きなイベントとして開催されています。
子どもから高齢者まで楽しめるイベントですので、幼稚園や保育園と連携し交流の時間を設けても楽しんでいただけるかと思います。
その場合は手遊びなど、子どもと高齢者が触れ合える遊びを園と協議して決めると良いでしょう。
⑫お菓子づくり
簡単につくることができるケーキのレシピなどもあるため、可能であればそのようなレシピにも挑戦してみましょう。
特養ですので嚥下に支障がある方も見えるかと思いますので、ムースやゼリーなどの皆さんが食べられるメニューにできると良いでしょう。
⑬風船バレー
季節に関係なく楽しめるゲームの1つですね。
白い風船に雪だるまの顔を描いてみるなどすると少しクリスマスらしさ、冬らしさを感じられそうですね。
⑭ボウリング
これも定番のゲームですが、ペットボトルに緑色の色紙を巻いて他の色の紙を使ってデコレーションするとクリスマスツリーっぽい雰囲気も出せます。
少し新鮮な気分で取り組めそうですね。
⑮ビンゴゲーム
景品を用意して実施するビンゴゲームもおすすめです。
数字をなかなか見つけられない方は職員さんがサポートしましょう。
介護度は高くても比較的認知症状が穏やかな方が多い場合は、アレンジしたゲームもおすすめです。
遊び方
- 5×5の空白のマスのカードを用意します。
- テーマを決めます。(果物の名前、都道府県名 など)
- 全員がテーマに合った内容でマスを埋め終えたらゲーム開始。
- 1人ずつ順番にマスに入れた答えを挙げていき、自分のマスに挙ったものの名前があればチェックをつけます。
- 通常のビンゴ同様に列が揃えばビンゴ成立です。
この場合も、必用に応じて職員さんのサポートがあるといいでしょう。
さいごに
このように、特養でレクリエーションをおこなう場合は職員さんによる出し物なども含めて検討できると良いでしょう。
介護度が要介護3以上ともなれば、デイサービスと全く同じプログラムで実施できるかと言えばそれは困難です。
入所者さんの認知機能面や身体機能面から判断し、無理なく取り組めそうなレクリエーションを計画する必要があると言えます。