高齢になると自分の足で歩くのが難しくなってくる方もいます。
車いすの方もそうでない方も一緒になって協力したり、競い合ったりしながら楽しめるレクリエーションを考えて提供したいですよね。
座ったままで全員が参加して、手や足を動かすことで気軽に楽しむことができるゲームがいくつもあります。
今回はそんな座ったままでも安全にできる車椅子の方向けのレクリエーションをご紹介します。
目次
【高齢者向け】車椅子の方向けのレクリエーションゲーム15選
①風船バレー
円になるように座って風船でラリーを続けていく風船バレー。レクリエーションの定番のゲームであり、ルールも簡単で全員で一斉に楽しめるゲームです。
その場に座って手を動かすだけで良く、風船さえ用意すれば良いので気軽に楽しめます。慣れてきたら風船の数を増やして難易度アップというのも面白いです。
うちわなど、手で直接打ち返すのではなくラケットのようなものを使って打ち返す形式にするのも良いですよ。
②音楽に合わせて体操
座ったまま簡単な体操をするのは施設ではよくある光景ですが、単にラジオ体操を行うだけではなく、体操に高齢者の方たちが好きな曲を使い、それに合わせて運動をするのも良いです。
「きよしのズンドコ節」「365歩のマーチ」などが体操に使われる曲としては有名ですね。
③魚釣りゲーム
クリップを取り付けた魚のイラストを、磁石がついた竿で釣り上げる魚釣りゲームです。
全員が座って同じ条件で遊べます。特に男性には実際に魚釣りを経験した方もいるかもしれませんね。
ちょっと手間かも知れませんが、時期によってその季節の旬の魚の絵を多く混ぜてみても良いでしょう。
④手遊び
特に女性の方は慣れ親しんだ方も多いであろう手遊び。
いろんな音楽に合わせて手を動かすこのゲームですが、思ったより難しく脳トレにも良いと思います。
幼稚園の子を招いて世代間交流をするなど、そういった場合も童謡を使った手遊びにすることで一緒に楽しみやすいですね。
夏であれば「茶摘み」があるように、季節に合わせて手遊びの曲を選んでみるのも良いでしょう。
⑤玉入れ
運動会の定番でもある玉入れ。
このゲームも全員が座った状態から立ち上がることなく行えて、チーム戦で競い合うことのできるシンプルで熱くなれるゲームと言えますね。
新聞紙を丸めてテープで固定して簡単に玉を作ることができるので、季節によって色や形に一工夫加えるだけでも、ちょっとしたアレンジができておすすめです。
⑥旗揚げゲーム
2色の旗さえ用意すれば誰でも気軽に楽しめる、脳トレにもなるゲームです。
フェイントに引っかからず正しい旗を揚げ続けることができるでしょうか。
慣れてきたところで脳トレの難易度をさらに上げるのであれば、「指定した色とは逆の色を揚げる」「揚げると言われたら下げる。下げると言われたら揚げる」と言った指定されたことと逆の行動を取るようにすると面白いのでおすすめです。
⑦綱引きゲーム
箱やうちわなど、ある程度物を置くことができる面がある物に紐を括り付けておき引き寄せられるようにしておきます。
その箱などの上に風船のような軽いものを設置しそれを落とさないように気を付けながら紐を引いて引き寄せるゲームです。
⑧輪投げ
座ったままペットボトルなどで作ったピンに向けて輪を投げるシンプルなゲームです。
その方の力によって投げる位置を変えて誰もが得点を稼ぐことができる達成感を味わいやすくすることもできます。
例えば、ピンを雛人形に見立ててひな祭り風にするなどピンをちょっとアレンジするだけでも季節のイベントのゲームらしさを出すことができます。
⑨的あて
紙やトイレットペーパーの芯などの軽い素材の的を用意して、それに向かってボールなどを投げて倒すシンプルなゲームです。
ゴム鉄砲などをレクリエーションで作って、それを使ってみたり、100均のおもちゃの銃を使ってみたりと的を倒す手段を変えてみても良いでしょう。
段ボールの空気砲を作ってやってみるのも面白いです。
⑩ボーリング
ペットボトルをピンにして、ボールを転がしてピンを倒すシンプルで楽しいゲームです。
通常はボールを転がしますが、ボールを足で蹴ったり、棒状のもので打って転がしたりといったアレンジをすることで、いつものボーリングとは違った雰囲気にしてみるのも良いでしょう。
⑪タワーゲーム
牛乳パックや段ボールを使ってブロックの代わりになるものを作っておきます。
それらを高く積み重ねていくゲームですが、意外とバランスを保ちながら積み上げていくのが難しくて面白いです。
高く積み上げていくと手が届きにくくなってくるかも知れませんが、座った姿勢を保ったままで立ち上がったりすることなく行うのが安全に行うポイントでもあります。
⑫ストローゲーム
得点を書いた紙などを用意し、ストローを使った吸う力でそれらを吸い上げて動かすゲームです。
肺活量が必要ですし、口腔トレーニングも兼ねたゲームになります。
点数を季節の果物や野菜のイラストに置き換えて遊んでみても良いでしょう。
⑬カラオケ
カラオケの設備を用意している施設は多いと思います。
それぞれ皆さんに好きな歌を歌って頂く時間にしましょう。
個人にマイクを渡して歌って頂くカラオケの時間も良いですが、誰かがマイクを持つわけではなく全員で一緒に歌を歌う時間にしても良いですね。
⑭豆掴み
皿に乗った豆を箸で掴んで別の皿に移すゲームです。
普段何気なくやっている動作でも急いでしまうと上手くいかないこともあるので、焦らず確実にやっていきましょう。
チームに分かれてのリレー形式で競ってみるのも良いですね。
⑮クイズ大会
パワーポイントや手書きの用紙などを使いながら行うクイズです。
〇×クイズや三択クイズにすることで気軽に参加することができます。
体を動かすのが苦手な方でも気軽に楽しめるでしょう。ご当地ネタを交えてみても良いのではないでしょうか。音楽を利用したイントロクイズなどを組み込んでみても良いですね。
以上、車椅子の方におすすめの高齢向けレクリエーション15選でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
座ったままでも楽しむことができるゲームは十分にあると思います。
車いすの方も、自分で歩行ができる方も一緒の輪の中で楽しめるレクリエーションを行っていきたいものですね。
座ったままの姿勢で手や足を動かすだけではなく、声を出すことで行うレクリエーションもありますし、考えて動く脳トレのようなレクリエーションもあります。
その施設の利用者さんの傾向によって、行いやすいゲームは若干変わってくるとは思いますので、利用者さんの様子も見ながら行うゲームを選択して行っても良いと思います。