料理の経験はその方によって違ってきますが、みんなで一緒に1つの料理を作るというのは楽しいものですよね。
今回は施設でも行えるお手軽な料理をご紹介します。
目次
料理レクの目的
料理レクは分担して行ったり、同じ作業を順番に行ったりと参加者に役割が生まれます。
役割を持って料理を行うことで達成感も得られますし、自分たちで作ったものはまた違った美味しさを感じられます。
皆さんで会話し、楽しみながら調理を行うことは脳にとっても良い刺激になります。
また、季節感を感じられるメニューを取り入れることができれば、食べるだけではなく調理と言う点からも季節を身近に感じることができます。
そして、調理レクをきっかけに家庭内で調理に関わらず、何かしらの役割を持つという意欲に繋がることも期待できます。
役割を持つ意欲に繋がれば、それは認知症の進行の予防にも繋がります。
【高齢者向け】簡単!!介護施設でのおすすめ料理 15選
ここではデイサービスなどでも調理しやすいメニューをご紹介します。
包丁を利用者さんに使って頂くかどうかはその施設の利用者さんの状態によるので一概には言い切れませんが、より安全性を高めるのであれば予め材料は職員でカットしておくのも良いと思います。
①お好み焼き
野菜もお肉も一緒に取ることができるメニューですね。
(可能であれば)切る人、混ぜる人、焼く人など役割も分担しやすいです。
②たこ焼き
タコは硬いので小さめにカットしておくのをおすすめします。
材料はタコに限らずウインナーやチーズなどアレンジすることもできますし、具材のアレンジを相談する時点から楽しいですよね。
③どら焼き
ホットプレートで生地さえ焼いてしまえば、後はあんこを挟むだけです。
粒あんか、こしあんか、それとも白あんか、悩みますよね。
たい焼きだとカスタードクリームを入れたものがあったりするので、その要領であんこ以外の具材を挟むことを考えてみても楽しいです。
④団子づくり
春に作れば花見のお供にもぴったりなお団子です。
9月には月見団子を作れば季節を感じられるおやつとしても大活躍です。
串には刺さなくても良いでしょう。みたらし団子やあん団子もおいしいので、迷いますね。
⑤アメリカンドッグ
お祭りの屋台やコンビニでもお馴染みのメニューです。
ホットケーキミックスを使って揚げずに作るので油跳ねの心配もなく、安全です。
本来は日本で作られるものは小麦粉を使いますが、海外ではトウモロコシの粉が使われるそうです。ちなみにアメリカンドッグと呼ぶのは日本だけなんだとか・・・。
⑥マシュマロティラミス
ちょっと大人っぽいお洒落なデザートです。
簡単な上に安くて、普通のティラミスよりも素早く作ることができておすすめです。
⑦野菜炒め
野菜をたくさん摂取できるメニューです。
デイサービスで家庭菜園を作って、そこで取れた季節の野菜を使うことができるとまた一段と美味しく感じるのではないでしょうか。
⑧五平餅
中部地方の伝統的なおやつです。
お米を炊いて潰して、割りばしにぞうり型にくっつけるのが一般的な形です。
地方によっては団子型の物もあります。それに味噌や醤油のタレをつけて焼き上げます。
⑨豚まん
ホットケーキミックスで作る豚まんです。
お手軽に作ることができますし、冬に嬉しい温かい料理です。
コンビニやスーパーの市販品もおいしいですが、自分たちで作るとまた違った美味しさを感じます。
⑩ゼリー
ゼリーを作っておき、型を取るだけです。
星形にしたら七夕やクリスマス、ハート型にしたらバレンタインの雰囲気を出すことができます。フルーツと一緒に盛り付けを楽しみましょう。
⑪紅白なます
紅白カラーでおせち料理の1つとしても良いですね。
デイサービスで作るとしたらお正月明けになってしまうでしょうが、この季節の一品として作るのもおすすめです。
⑫ふろふき大根
冬と言えばこれと言っても良いほどの、おでんの定番中の定番の大根料理です。
アツアツの大根に辛子や味噌をつけて食べてみましょう。
⑬味噌汁・豚汁
野菜もお肉もたっぷり摂れて美味しい豚汁です。
地域によって赤みそか、白みそ、合わせ味噌が違いますがあえて他の地域の味噌に挑戦してみても楽しいです。
味噌汁であれば夏は茄子、冬は大根といったように季節の野菜を主役として活用して作れますね。
⑭ホットケーキ・パンケーキ
ホットプレートで簡単に作れるおやつです。
どんなシロップなどを使ってデコレーションをするかといった楽しみもありますね。
記事の甘さを控えればご飯系のパンケーキとしても食べることができるので、好みによって楽しめるのでおすすめです。
⑮かき氷
伝統的な夏のおやつですね。
シロップやフルーツを乗せて、好みの味付けやデコレーションができて楽しいです。
体が冷えすぎないようには気を付けましょう。
以上、高齢者におすすめの料理15選でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
デイサービスなどの施設でも作りやすい料理・おやつはいくつかありますが、その施設の利用者さんの状態によって取り組みやすいメニューは変わってきます。
そして、包丁を使うかどうかといったことに関してですが、利用者さんに持っていただくのであれば比較的自立度の高い方、今でも調理をしている方にお任せするのが良いと思います。
安全面を考慮するのは必ず必要なことです。
場合によっては職員で材料を予め切っておくのも良いと思います。
その場で加熱する器具を使うことになるため火傷には細心の注意を払って行いましょう。また、必ずしも火を使わなければいけないわけでもありません。
既に用意した材料で型を取ったり、盛り付けたりするだけでも立派な料理レクへの参加と言えます。
安全に配慮しながら楽しい料理レクの時間を過ごしてくださいね。