皆様は「ことわざ」をどのくらいご存じでしょうか?
今回は、ことわざ並べ替えクイズ20問をご用意致しました。
問題は(前半・簡単10問 後半・難問10問)となっており、後半になればなるほど難しくなっています。
文字を並べ替え隠れている「ことわざ」を発見しましょう!
問題を解きながら脳トレにもなる事、間違いなしですよ(*^-^*)
答えの部分には「ことわざ」の意味や由来も書いてありますのでそちらもお楽しみくださいね。
それでは、クイズスタートです!
簡単編!ことわざ並び替えクイズ【前半10問】
第1問 【ちたなぼたもから】
答え合わせ
正解は、「たなからぼたもち」でした。
苦労もせず思いがけない幸運がやって来る事を意味しています。
どうして牡丹餅なのかと言うと、昔は今のように簡単に甘い食べ物が手に入らず牡丹餅は高級品でした。そんな高級品である牡丹餅を偶然食べる事ができるのは超幸運な事なのでこのようなことわざになったと言われています。
第2問 【よりだんはなご】
答え合わせ
正解は、「はなよりだんご」でした。
風流なものより利益をとる事を意味しています。
言葉の通り、花見に行ったのに風流な桜より美味しくてお腹を満たしてくれる団子の方に目がいってしまう状況になってしまう事から、このようなことわざが作られたと言われています。
第3問 【まかくあたさずしてしりくか】
答え合わせ
正解は、「あたまかくしてしりかくさず」でした。
自分の悪事を隠し全部隠した気分になっている様子の事を意味しています。
あまりに有名なことわざなので、すぐに情景が浮かんだ方もいらっしゃるかもしれません。
キジは草むらに隠れた時に全てを隠せていると安心していたのですが、実は尻尾の部分が外に出ており周りからは丸見えであった事からこのようなことわざになったと言われています。
第4問 【れなうずじょもののそこきす】
答え合わせ
正解は、「すきこそもののじょうずなれ」でした。
好きな事は一生懸命するので、いつの間にか上手になるという事を意味しています。
茶道で有名な千利休は、上達するには「稽古」「器用」「好きである事」が大切で特に「好きである事」が最も重要だと語っています。
この千利休の言葉から、ことわざが誕生しました。
第5問 【まわばれいそが】
答え合わせ
正解は、「いそがばまわれ」でした。
危険な近道を通るよりも、安全で確実な道を通る方が早く目的地に到着するという事を意味しています。
室町時代に連歌師(れんがし)として活躍した宗長が、「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」という歌を詠んだのがきっかけで、このことわざが誕生しました。
第6問 【にもねんんさうえいしの】
答え合わせ
正解は、「いしのうえにもさんねん」でした。
辛くて大変な事でも辛抱強く続ければいつかは成功するという事を意味しています。
由来は定かではありませんが、インドの修行僧が石の上で3年間「座禅」続け悟りを開いたという伝説が伝わり、このようなことわざになったと言われています。
第7問 【とけほぬがしら】
答え合わせ
正解は、「しらぬがほとけ」でした。
知ってしまったら腹が立ってしょうがない事でも、知らないままでいれば平気でいられるという事を意味しています。
「江戸いろはかるた」から誕生したことわざです。
「江戸いろはかるた」とは、弘法大師が作った仏教の教えです。
第8問 【こやみすばめ】
答え合わせ
正解は、「すめばみやこ」でした。
どんなに不便な場所でも長く住めば、良いと思えるという事を意味しています。
昔は現在のように田舎にスーパーなどはなく物を調達するだけでも一苦労しました。
しかし、そんな田舎の家でも長く住めば快適に感じるようになった事から、ことわざが誕生しました。
第9問 【せよたびにはいいこをさかわ】
答え合わせ
正解は、「かわいいこにはたびをさせよ」でした。
厳しい体験をさせた方が愛する可愛い子供の為になるという事を意味しています。
昔は現在のように交通機関が発達していなかったので、旅は辛く厳しいものでした。
このような背景から、このことわざが誕生しました。
第10問 【いのともくちはわざわ】
答え合わせ
正解は、「くちはわざわいのもと」でした。
自ら話したことがきっかけで災いを起こすことがあるので余計な事は慎んだ方が良いという事を意味しています。
中国の『古今事文類集・後集』に「うかつなことを言うと災いが起きる、舌は槍(ヤリ)よりも多く身を傷つける」と一文がありそれに基づいて作られたことわざです。
続いては難問編です!まだ物足りないという方はどうぞ!
難問編!ことわざ並び替えクイズ【後半10問】
第11問 【あやまふでのりこうぼうもに】
答え合わせ
正解は、「こうぼうにもふでのあやまり」でした。
どんなに優れている人でも失敗はあるという事を意味しています。
真言宗の開祖である弘法大師が天皇から応天門(おうてんもん)の額を書くように命じられたのですが、その時に「応」の字にある「心」の一番上にある点を書くのを忘れてしまいました。この出来事から誕生した、ことわざです。
第12問 【るみをげいはたすけ】
答え合わせ
正解は、「げいはみをたすける」でした。
身についてある技能は、いざと言うときに役立つという事を意味しています。
江戸時代に作家として活躍した井原西鶴(いはらさいかく)が書いた「置き土産」の中にある「芸は身を助けて、糸による恋の歌」という部分から、このことわざが誕生しました。
第13問 【しむなつのとんでるいひに】
答え合わせ
正解は、「とんでひにいるなつのむし」でした。
自ら進んで危険を冒し、災難を招く事を意味しています。
虫は暗くなると光っている明かりに向かって集まってきます。
しかし、それが電灯であれば良いのですが火であれば虫は焼け死んでしまいます。
虫のように危険が待っているのに火に飛び込んでしまう習性を人間に置き換えて誕生したことわざです。
第14問 【がいかすにふうと】
答え合わせ
正解は、「とうふにかすがい」でした。
少しも手ごたえがなく何の効果も反応もない事を意味しています。
鎹(かすがい)とは材木と材木をくっつける釘の事をいいます。
しかし、鎹をいくら豆腐に打ち付けても効果はありませんよね?
その事を表すために作られたことわざです。
第15問 【にはものがいまかろれな】
答え合わせ
正解は、「ながいものにはまかれろ」でした。
目上の人には逆らうよりも従った方が得だという事を意味しています。
中国のある漁師が像の鼻に巻かれながら移動していると、ライオンにばったりと遭遇してしまいました。
漁師は弓を使ってライオンを追い払い側にいる像を守りました。
感動した像はお礼として漁師を像の墓場へと連れて行きました。
そこには、像牙が沢山あり持ち帰った漁師は大金持ちになりました。
その中国の伝説話から、このことわざが誕生しました。
第16問 【ははぬえたねまかぬ】
答え合わせ
正解は、「まかぬたねははえぬ」でした。
努力せずに良い結果を期待するのは無駄だという事を意味しています。
正確な由来は不明なのですが、「江戸いろはかるた」の中でも歌われており時代を超えて通じることわざであると言われています。
第17問 【かいろまてばひよのりあり】
答え合わせ
正解は、「まてばかいろのひよりあり」でした。
悪い状況でも、あせらずに待っていれば良い事がそのうち訪れるという事を意味しています。
中国では、国王が正しい政治を行っていれば、日照りが続いたとしても待っていれば雨が降ってきて乾いた大地を潤し恵みも与えると信じられており、その事から出来たことわざだと言われています。
第18問 【のとなりいあかはなは】
答え合わせ
正解は、「となりのはなはあかい」でした。
他人が持っているものは自分の持っているものよりも優れて見えて羨ましく思う事を意味しています。
隣の家の花は自分の花よりも赤く美しく見えたという事が由来となり誕生したことわざです。
第19問 【くせななてなく】
答え合わせ
正解は、「なくてななくせ」でした。
どんな人でも多少は何か癖を持っているという事を意味しています。
癖がないだろうと思う人でも少なくても7つは癖があるという考えから誕生したことわざです。
第20問 【あたるうちゃかずもへたなうてっぽ】
答え合わせ
正解は、「へたなてっぽうもかずうちゃあたる」でした。
上手くいかなくても何度もあれこれ試していくうちに、偶然うまくいく事を意味しています。
たとえ射撃が下手であっても数多く撃っているうちに、まぐれで当たる事もあるという事から、このことわざが誕生しました。
以上、ことわざ並び替えクイズ20問でした!
クイズは楽しんでいただけたでしょうか?
どんなに知っている‘‘ことわざ’‘でもバラバラになっていたら難しく感じますよね。
今回のクイズは、かなり脳トレになったのではないでしょうか。
また、‘‘ことわざ‘‘の意味や由来を知るとさらに奥深くて面白いですよね!
最後までクイズに挑戦して頂き本当にありがとうございました!(^^)!