今回は、みんなの友達『練り消し』について、ご紹介していきます。
作り方はご存知の方も多いかと思いますので、今回注目するのは『練り消し』の使い方や遊び方を中心にご紹介していきます!
是非、ご覧ください!
目次
練り消しには『2種類』ある
練り消しには小学校の頃によく遊んだ『練り消し』と、それとは別に『練り消しゴム』というものの2種類があります。
『練り消し』…遊びが目的。文房具売り場に『ねりけし』などという名前で売られていますね。
『練り消しゴム』…こちらはしっかり役割を持った文具。美術や芸術などで重宝される道具です。練り消しの成分は?
練り消しの成分は?
私たちが自作して遊んでいる『練り消し』は、もともと『消しゴム』の『消しカス』から、作っています。
では、その『消しゴム』は何でできているのか、ご紹介します。
『消しゴム』は、『石油』から作られているものが主流です。と、言っても極端な説明ですよね。
もう少し詳しく説明すると、『消しゴム』は『塩化ビニル樹脂』(通称:塩ビ)という材料メインで作られており、
『塩化ビニル樹脂』は『石油』から生成される『エチレン』と『塩素』を、組み合わせて作られているんです。
余談ですが…『塩ビ』というワードにピンっときた方いますか?
ホームセンターで見かける『塩ビ管』や お皿を覆うのに使う『ラップ』、授業で使う『ファイル』、そのほか、鞄や洋服などにも幅広く使われている材料なんです。
『塩ビ』こと『塩化ビニル樹脂』って、とても凄い材料なんですよ?
練り消しの使い方&遊び方
さぁ、お待ちかねの使い方と遊び方のご紹介です!
『練り消しゴム』の使い方
デッサンや製図で使います。
普段、使っている消しゴムのように、『擦って』消すのではなく、『押し付ける』ように使うことで、
線を消したり、薄くしたりすることができます。
特に、デッサンでは影をつけるときや線をぼかすときにも使われます。
練り消しの遊び方
練り消しの遊び方を『3つ』紹介します!
①粘土アート
私が小学生のころ、『練り消し』を粘土代わりに、色んな物を作って、友達に見せていました。
うさぎとか、サッカーボールとか、定規を押し当てて、まっすぐに形を作ったり、細かい線を付けたり、身近なものを『練り消し』で再現する、とても楽しかったです。
②伸び伸び対決
これも私が実際にしていた遊び。
机の端に、マイ『練り消し』を押し付けて、ゆーっくりと引っ張っていき、『練り消し』がどこまで伸びるかを友達と競い合っていました。
中休みに勝負をして、負けた方が給食のデザートをプレゼント。
参加者が増えすぎて、チャンピオンは10個ものゼリーを食べなきゃならなくなるという、もはや、罰ゲームのようになっていましたが、とても盛り上がったのを覚えています。
③デコピンゴルフ
皆さんの学校に、何故かは分からないけど、丸い穴が開いている机って、ありませんか?
私の教室にはいくつかあって、その机の穴めがけて、自分の『練り消し』ボールを入れるという遊びをしていました。
ルールは簡単、スタートラインを決めて、それぞれの『練り消し』ボールをセット。
じゃんけんで勝った順に、デコピンで、『練り消し』ボールを穴に入れるだけ。
誰よりも早く、カップインできれば優勝です。
慣れてきたら、バンカー(1回休み)を作ったり、机を2つ並べて、ロングホールを作ったり、工夫次第でいくらでも楽しめるデコピンゴルフ。
おすすめですよ!
※穴が開いてなきゃ、自分たちでカップの場所を決めるのがいいですよ!『練り消し』でカップを作ろう!
練り消しの寿命は?
ここまで、『練り消し』の正体、使い方&遊び方について紹介してきましたが、『練り消し』に寿命ってあるのでしょうか?
はじめに練り消しには『2種類』あるとご紹介しましたが、『練り消し』と『練り消しゴム』でそれぞれ寿命は違ってきます。
それぞれについて説明しますね。
『練り消し』の寿命
私たちが自作したり、子供向けの文房具コーナーで売られていたりするものに寿命などない!!は、私の持論です。
というのも、『練り消し』で楽しむ方法は人それぞれだからです。
ずーっとこねて、こねて楽しみたい人もいれば、どれだけ引っ張っても伸びるかを楽しみたい人、もちろん、誰よりも大きな『練り消し』を作って楽しみたい人もいるでしょう。
そう、遊び方や楽しみ方が人それぞれなら、その人の『練り消し』の寿命も人それぞれ。
のりを混ぜすぎて、べたべたになったから新しいのを作ろうかな、とか
先生やお母さんに『練り消し』で遊んでるのが見つかって、没収されてしまったり、
ふと気づけば、自分の筆箱から、旅立ってしまっていたり、『練り消し』の寿命は人それぞれなんですね。
『練り消しゴム』の寿命
こちらは、『練り消し』と違い、寿命がはっきりしています。
デッサンや、製図などで、鉛筆で描いた線を消したり、ぼかしたりするのに使う『練り消しゴム』は、使用するにつれて、紙に付いている黒鉛や指の垢を取り込んでいくので、段々と表面が黒くなり、伸びなくなっていきます。
使用する人や使い方、目的によって、『練り消しゴム』の寿命は多少変化しますが、使っていく中で、図面や紙を汚し始めたら、本来の目的を果たせなくなってしまうので、交換となります。
さいごに
ここまで、ご覧いただき有難うございます。
『練り消し』の遊び方を紹介しているうちに、昔懐かしい『練り消し』作りから、もう一度やってみようかな、という気になってしまいました。
みなさんも是非、『練り消し』作りから、オリジナルの『練り消し』の遊び方を見つけてみてください!