高齢者のレクリエレーションと言われれば、体操など体を使ったゲームを想像してしまいます。
そうなると施設の中でできるレクリエーションは、どうしても限られたものになってしまいます。
毎日同じような体操などを行うと、実際に体操をする高齢者も、進行をする介護士も少し飽きがきてしまいます。。。
かといって、新しいレクリエーションの機材を購入するとなるとなかなか難しいですよね。
そこで今回はどの施設にでもあるであろう、ホワイトボードを使ったレクリエーションを紹介していきます。
目次
- 1 脳トレに最適!高齢者のホワイトボードレクのメリット!
- 2 高齢者向けレク!ホワイトボードのおすすめネタ【15選】
- 2.1 ホワイトボードネタ① 書き順ばらばら
- 2.2 ホワイトボードネタ② しりとり
- 2.3 ホワイトボードネタ③ どこでもしりとり
- 2.4 ホワイトボードネタ④ 連想ゲーム
- 2.5 ホワイトボードネタ⑤ なんでもしりとり
- 2.6 ホワイトボードネタ⑥ すき焼きじゃんけん
- 2.7 ホワイトボードネタ⑦ 数探し
- 2.8 ホワイトボードネタ⑧ 言葉探しゲーム
- 2.9 ホワイトボードネタ⑨ 逆さま文字
- 2.10 ホワイトボードネタ⑩文字並び替え
- 2.11 ホワイトボードネタ⑪ 仲間の漢字集め
- 2.12 ホワイトボードネタ⑫ 漢字の穴埋め
- 2.13 ホワイトボードネタ⑬ 俳句・川柳の穴埋め
- 2.14 ホワイトボードネタ⑭ 虫食い算
- 2.15 ホワイトボードネタ⑮ 漢字でしりとり
脳トレに最適!高齢者のホワイトボードレクのメリット!
ホワイトボードは普段は職場の連絡業務などで使う機会が多いですが、これも立派なレクリエーションの道具になります。
そして、このホワイトボードを使ったレクリエーションは、じつは認知症の進行を防ぐ効果もあります。
普段、施設内では様々な新鮮なものを見る機会が少なくなってしまい、脳への刺激が減っていきます。
この脳への刺激の減少が認知症の進行となる1つの原因となります。
新鮮なものを取り入れることはとても大切なことです。
また、座って行うレクリエーションですので、体に負担の少ないこともメリットの1つとなります。
体を使ったレクリエーションに加えて、頭を使ったレクリエーションの併用ができますので、高齢者も介護士も飽きのこないレクリエーションができるはずです!
高齢者向けレク!ホワイトボードのおすすめネタ【15選】
それでは早速、ホワイトボードのおすすめネタを紹介していきますね!
ホワイトボードネタ① 書き順ばらばら
ある1つの漢字を書くのですが書き順通りに書くのではなく、書き順をランダムにして徐々に漢字全体がわかっていく…といったゲームです。
問題を書く介護士は字のバランスを整えるのが難しいため、少し練習が必要かもしれません。
ホワイトボードネタ② しりとり
しりとりといっても、ただのしりとりを書きだすのではありません。
はじめと終わりのそれぞれの言葉決め、それぞれの言葉で始まりから終わりまでをしりとりしていくゲームです。
何チームかに分かれて、どちらが先に終わりの言葉までたどり着けるかを競うことも楽しいかもしれませんね。
ホワイトボードネタ③ どこでもしりとり
マス目を書いてはじめのお題から縦、横どちらの方向にでもかまいませんので、マス目に収まるような言葉でしりとりをしていくというゲームです。
ただのしりとりではなく言葉の文字数に制限がありますので、少し難しいですが盛り上がると思います。
もし難しいのであればホワイトボード上のマス目外のところに、正解となる単語をあらかじめ介護士が書きだしておき、それをマス目とお題の位置から当てはめていくというゲームに切り替えても良いかもしれませんね。
ホワイトボードネタ④ 連想ゲーム
1つテーマを決めホワイトボードに書いて、そのテーマに関連する言葉を高齢者に言っていただくというゲームです。
ただ言葉を言い続けていただくのではなく、その言葉について介護士がお話を広げていったりできるとさらに盛り上がるかもしれませんね。
ホワイトボードネタ⑤ なんでもしりとり
普通のしりとりのルールでは語尾に「ん」がつくと負けとなりますが、このしりとりでは負けになりません。
「ん」の前の文字を含めた言葉を連想することでゲームが続きます。
ホワイトボードに言葉を書きだすことで、「ん」の前の文字を確認できますね。
負けとなる基準は時間制限を設けるなどして決めていくのもよいかもしれません。
ホワイトボードネタ⑥ すき焼きじゃんけん
すき焼きの具材をホワイトボードに書きだします。
それからチームに分かれて、じゃんけんをしていきます。
じゃんけんに勝ったチームがホワイトボードに書かれた具材を選んで、自分たちの「鍋の具材」にしていくゲームです。
じゃんけんに勝った方が選らんだ具材に関してチームメイトの好みの具材で会話が生まれ、高齢者同士で盛り上がる姿が目に浮かびますね。
ホワイトボードネタ⑦ 数探し
ホワイトボードに1を○個、2を○個…とたくさん書いていきます。
その中で一番多い数を探し出すゲームです。
一番少ない数字を探し出すゲームにもできますね。
ホワイトボードネタ⑧ 言葉探しゲーム
ホワイトボードに「あいうえおかきくけ…」とひらがなをバラバラに書きだすのですが、何文字かを書かずに抜いておきます。
書かれていない文字を探し出し、その文字を組み合わせて単語を当てるというゲームです。
少し応用のきいた楽しいゲームです。
ホワイトボードネタ⑨ 逆さま文字
1つの単語を終わりの文字から書きだしていき、その単語を当てるゲームです。
あらかじめ介護士が正解を決めておいて文字を徐々に書きだしていきますが、問題の途中で介護士の想像していなかった正解が出てきても、それを正解としてもよいと思います。
ホワイトボードネタ⑩文字並び替え
正解となる単語を、正解がわからないようランダムに文字を書きだします。
バラバラになった文字を見て、高齢者に正解を導き出していただくというゲームです。
ホワイトボードネタ⑪ 仲間の漢字集め
最初に漢字のテーマを決めます。例えば「木編」、「魚編」などです。
その条件に当てはまる漢字を思いつく限り挙げていただくというゲームです。
シンプルなルールではありますが、普段何気なく使っている漢字であっても意外と咄嗟には思い浮かばないものです。
https://www.youtube.com/watch?v=cu5AX9BIGUI
ホワイトボードネタ⑫ 漢字の穴埋め
脳トレプリントなどで挑戦したことがある方も多いのではないでしょうか?
空白の□の上下左右に1文字ずつ漢字が書いてあり、□に正解の漢字を入れることで4つの言葉が浮かび上がるというものです。
難しい漢字や単語ではなく一般常識レベルのものにするといいでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=SX3wiI_4-iE
ホワイトボードネタ⑬ 俳句・川柳の穴埋め
有名な俳句や川柳を一部空白にして、そこに当てはまる言葉を答えていただくというゲームです。
ちょっと難しいかもしれませんが、ちょっとしたヒントを出しながら答えていただくと、あまり詳しくないという方でも気軽に参加できるでしょう。
また、これにシルバー川柳を用いると同世代としての直感で正解を導き出す方も見えるかもしれませんね。
実際にシルバー川柳に応募された経験がある方は入賞作品を目にする機会はあるかと思いますので、若干有利になるかもしれませんね(#^^#)
ホワイトボードネタ⑭ 虫食い算
虫食い算も脳トレとして取り組まれた方も多いと思います。計算式の中の数字が空白になっており、そこに適切な数字を入れることで正しい式を完成させるといったものです。
例えば、8+□=10であれば当てはまる数は2になりますよね。
このような簡単な計算でも良いですので、やってみましょう。
数字は多くても2桁程度にしておくと、暗算が苦手な方でも苦手意識少なく取り組めると思います。
ホワイトボードネタ⑮ 漢字でしりとり
通常のしりとりではなく、漢字を使ってしりとりをします。
例えば、「焼肉」に続く言葉を考える場合、通常のしりとりであれば「く」から始まる言葉を答えますが、このしりとりでは「肉」という漢字から始まる言葉を答えます。
例えば、焼肉→肉食→食器→器具といった具合に続きます。
頭に来る漢字さえ正しければ読みは異なっていても大丈夫です。
例えば、右腕(みぎうで)→腕力(わんりょく)→力士(りきし)といった具合です。
ゲームの進行状態がホワイトボードで可視化されているからこそ、成り立つゲームと言えるでしょう。
例では二文字の単語で挙げていますが、漢字での表記が存在する単語であれば3文字以上のものを挙げても良いですよ。
以上、高齢者向けホワイトボードのレクネタ15選でした!
ホワイトボードを使ったゲームは頭を使うだけでなく、一緒にレクリエーションを行う高齢者同士の会話も生まれ、お互いのよい刺激になるのではないでしょうか?
ここで紹介したゲームには絶対の決まりはありません。
参加する高齢者のレベルに合わせてルールを変えてもよいですし、その施設独自の方法で進めてもらうことも可能です。
レクリエーションを行うことで、高齢者には飽きのこない刺激的な1日を過ごしていただきたいです!
☟の記事もおすすめです(*'▽')