最近、ネット上やSNSで流行っているDIYやハンドメイド。
みなさんも挑戦してみたい!なんて、思ったことはありませんか?
今回は、気付くと溜まりがちな『保冷剤』を使った、『芳香剤作り』をご紹介したいと思います。
材料となる『保冷剤』って、ケーキを買ったり、スーパーで生鮮食品を買ったりした時に、入れてもらって、気付くと…どんどんと家に溜まっていきますよね。
高熱が出たときに、脇や首筋を冷やすのにちょうどいい!と思い、私もよく捨てずにいるんですが・・・
いらないから、と捨てるのもなんだか忍びないけど、この方法を使えば、断捨離もできて、ハンドメイドも実践できる!
是非是非、お試しくださいね。
目次
まずは保冷剤の成分を知ろう
さて、まずは『保冷剤』のこと、知っていこうと思います。
というのも、保冷材のパッケージには必ずと言っていいほど、『内容物は食べられません』と書かれています。
…食べようと思ったことはないけど、もしかして、人体に有害な何かが入っているんじゃないかと心配ですよね?
結論から言うと、安心してください!ほぼ無害です!!
保冷材の成分は約95%が水分、残りの約5%が高吸水性ポリマーと呼ばれる物質。
高吸水性ポリマーは、紙おむつやペット用のトイレシートや生理用ナプキン、災害時用の簡易トイレなど、水分を吸収することを目的に使用されています。
水に触れると、瞬時に吸水して、水全体をゲル状にする性質を持っています。
なので、保冷剤の中身って、あれだけ柔らかくなっているんですね。
保冷剤の注意点
さきほど『ほぼ無害』とお伝えしましたが、下記の注意点は忘れずに頭に入れてください。
①小児や老人、ペットの誤飲に注意!!!
ゼリーのようにプルプルと柔らかく、目が見えにくいお年寄りでも誤飲の可能性がある『保冷剤』。
最近は『無害です、間違えて食べても大丈夫』とメーカーHPなどで記載されているものがありますが、体に害はなくても、問題は『水分を吸収するという』高吸水性ポリマーにあります。
誤飲により、膨張した高吸水ポリマーが喉や胃をふさいでしまう可能性がありますので、注意してください。
②『エチレングリコール』という成分が入っているものには注意。
この『エチレングリコール』という成分、手で触れる分には全く問題がないのですが・・・
身体の中に取り込んでしまうと、肝臓で代謝され、意識混濁、過呼吸、腎不全などを引き起こす危険性があります。
なので、スーパーから帰ってきたら、荷物を床に置きっぱなし。
なんてことはせずに、小さなお子さんやペットが『保冷剤』に触れられない環境を作ってあげてください。
『保冷剤』の『誤飲』に気を付けてもらえれば、何も怖くありませんが、何も知らないでいるのとはわけが違いますので、ハンドメイドやDIYなどで、未知の材料に触れるときはしっかり情報収集してくださいね!
芳香剤の作り方
保冷剤で作る『芳香剤』の作り方を2つご紹介します。
今回は動画での作り方を参考に、ご紹介していきます。
簡単!芳香剤の作り方
【用意する物】
・メイン:保冷剤・好きな容器・香水or柔軟剤orアロマオイル(香りがするもの)
・飾り:飾り付けのパーツ(ビーズやリボンなど)
・その他:はさみ・割りばしなど混ぜる用の棒・水彩絵の具
❶グラスの半分ほどまで、保冷剤を入れます
❷割りばしで入れた保冷剤を平らにならします
❸好みの絵の具も少量加え、かき混ぜます
❹同様に、保冷剤を加えつつ、別の色の絵の具を追加し、グラデーションを作っていきます
❺容器にリボンをつけ、飾りつけします。
❻さいごにアロマオイルを投入し、完成です
【動画】
消臭ジュース
【用意する物】
・メイン:保冷剤・グラス・香水or柔軟剤orアロマオイル
・ 飾 り:ラメ入りネイル・ラメパウダー・パール・リボン・ストロー
・その他:はさみ・つまようじ・水性ペン・ティッシュ・ライター・両面テープ
❶グラスの底にラメ入りネイルを重ね塗りします
❷グラスの半分ほどまで保冷剤を入れます
❸ラメパウダーとアロマオイルをグラスに入れ、つまようじでかき混ぜます
❹パールをグラスに入れます
❺グラスの内側を水性ペンでなぞり、色付けをします
❻保冷剤を追加でいれ、つまようじで水性ペンでなぞったところを擦るように混ぜます
❼ストローとリボンで飾りつけ完成です。
【動画】
さいごに
今回は再生数の多かった2つの動画から、『保冷剤』で作る芳香剤の作り方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
他の動画では、100円均一ショップで売られている小さな人形や小物を使ったものなどもあり、箱庭のようなアレンジもありました。
自由研究なんかにもいいかも知れませんね。
動画を見てみて、私自身も作ってみたいな、と思いながら…
着色するときは紙コップなど別の容器で、色味を調整しながら作ってみて、好みの色になったら作りたい容器に移せば、より自分好みのものが作れるんじゃないかな、と思いました。
また、香りをつけるものもアロマオイルやハッカ油だけでなく、お気に入りの香水を使っても良いと思います。
動画内で、消臭効果について触れていましたが、空気中の水分を吸収することで、臭いの成分も吸着することができるようです。
なので、好きな香りで芳香剤としても活躍しつつ、高吸水ポリマーが空気中の臭いを吸収してくれる消臭剤としても活躍。
身近なもので手軽にできるハンドメイド・プチDIY、是非みなさんも挑戦してみてはいかがでしょうか。