【推理クイズ問題 20問】簡単(10問)&難問(10問)!!ミステリーを紐解け!問題集

 

今回は推理クイズ問題をご紹介します。

 

推理というのは目の前で起きている事象を見て、そこから答えを導き出す場合もあります。

 

しかし、文章に潜んでいる矛盾点や言葉で書かれているからこそ、本来の光景とは逸脱した状況を見逃したりします。

 

答えは最初から1つしかありませんが、その答えに進むにはいくつもある過程の中で何が正しいのか判断しなければならず、そのように悩んで正解を出すととても気持ちいいものです。

 

さあ、映像ではない文章での推理を楽しんでみて下さい。

 

【簡単編】推理クイズ問題!『前半5問』

 

第1問

妻殺しの犯人として夫が調べられ、警察は殺害されたとされる時間の夫のアリバイを尋ねました。

すると男性は妻が作ってくれた夕食を電子レンジで保温して食べていたと言いました。

夫は食事に一時間以上を費やしたと主張していて、あまりに時間がかかり過ぎているので理由を尋ねると、味噌汁を温めすぎて熱くなってしまったために、それを冷ましながら食べていたので遅くなったと言いましたが、警察はこの話が作り話だと簡単に分かりました。

どうして作り話だと分かったのでしょうか。

 

 

第2問

資産家の老人が死亡し、遺言書には自分の遺産を全て畑に埋めたので、最初に見つけた人に全てを与えるという内容が書かれていました。

老人は「水に関係した仲間外れの野菜の畑に埋めた」と書いていて、老人が生前に栽培していたのはジャガイモ、トマト、カボチャでした。どこの畑に埋めたのでしょうか。

 

 

第3問

東京に住んでいるアメリカ人の友人から、「上から読んでも下から読んでも同じ地名の場所で待っている」という連絡を受けました。この友人はどこにいるのでしょうか。

 

 

第4問

次にあげる問題の解答を答えて下さい。

この問題には二つの間違いがあります。その間違いとは何でしょうか。

 

①小笠原諸島は東京都が管轄している

②日本で一番面積の小さな都道府県は大阪府である

③日本には海に面していない県が八県ある

 

 

第5問

子供が海と空の絵が描きたいというので、母親は絵の具と画材一式を持って海に行きました。

海に着いて絵の具をみたところ、青い絵の具がないことに気付きます。

どうやって青の色を作るのか分からなかった母親は帰ろうと子供に言ったところ、現在ある絵の具だけで景色が描けると言いました。青い色以外の絵の具はあります。

どうすれば想像ではない実際の景色を見ながら絵を完成できるでしょうか?

 

【簡単編】推理クイズ問題!『前半の答え』

 

第1問  

 

答えの解説

 

味噌汁は電子レンジで温める場合は短時間でないと、突然に沸騰する「突沸」という現象が起きて爆発します。熱くなり過ぎるほど温めると、この「突沸」が起きるので、そのまま食べることは不可能になります。

 

 

第2問 ジャガイモ

 

答えの解説

 

野菜は地中でできるものは水に沈み、地上でできるものは水に浮きます。この中でジャガイモだけは地中でできるので水に沈みます。

 

 

第3問 赤坂

 

答えの解説

 

赤坂をローマ字にすると「AKASAKA」になり、どちらから読んでも赤坂になります。外人は日本の地名をローマ字で読むので、地名をローマ字にすれば分かります。

 

 

第4問 ②と設問

 

答えの解説

 

以前までは日本で一番小さな都道府県は大阪府でしたが、埋め立てによって現在は香川県が一番小さな面積になっています。他の二つは正しいので間違いは一つだけになるため、二つの間違いがあるという設問そのものが間違っているので、この二つが間違いになっています。

 

 

第5問 夕方まで待つ

 

答えの解説

 

夕方まで待って夕焼けの景色なら、青い色は必要ないので描くことができます。

 

 

【簡単編】推理クイズ問題!『後半5問』

 

第6問

プロ野球で投手として現在も活躍している選手が子供とレストランに来て会話をしていたので、隣りにいた客が話を聞いてみました。

「お父さんは何キロくらい投げられるの?」

「そうだな。頑張れば30キロは投げられるかもな」

「凄い!さすがだね」

この父親は現役選手であり、現在もプロの世界の一線で活躍していて、体を故障しているわけでもありません。子供は小学生でも高学年くらいの年齢で、野球に関する知識は十分に持っていました。しかし隣りにいる客はこの話に納得できました。どうしてでしょうか?

 

 

第7問

郊外の一軒家で殺人事件が発生して警察が到着すると、この家で一人暮らしをしていた男性が天上からロープを吊るした首吊り死体の状態にいました。近くには遺書らしき手紙と倒れたイスが転がっていました。この男性は自殺を行ったのでしょうか?

 

 

第8問

最高気温が5℃までしか上昇しない地域で冷蔵庫を売らなければいけない場合、どのように言えば冷蔵庫を買ってもらえるでしょうか?

 

 

第9問

東京で雑貨商を営んでいる友人から電話がかかり、大阪にいる友人が出ました。

すると用事があるので会いたいと言い、何時ごろ来れるのかと尋ねると30分後に大阪に住む友人宅を訪れるという返答がありました。雑貨商を営んでいる人は嘘を言っているのでしょうか?

 

 

第10問

別荘地で男性の死体が家の中にあるのが発見されて警察が家の中に入ろうとしましたが、窓には全て内側から鍵がかけられていて、唯一の出入り口である玄関にも鍵がかかっていました。

中にいる男性は警戒心の強い人物だったようで合い鍵はなく、本人所有の一本しかありませんでした。

警察は男性の親族の立ち合いの元でリビングの窓ガラスを割って室内に入りました。

鍵は割れたガラスの破片の上にあるのが発見されました。

ところが警察は立ち会った親族を緊急逮捕しました。どうしてでしょうか?

 

【簡単編】推理クイズ問題!『後半の答え』

 

第6問 

 

答えの解説

 

単位が時速と重さでは同じ言い方をしますが、この時の親子の会話でキロと言っていたのはスピードではなく、重さの話をしていたのです。

 

 

第7問 

 

答えの解説

 

最初に殺人事件となっているので自殺ではなく他殺です。

 

 

第8問 

 

答えの解説

 

最高気温が5℃ということは、それよりも低くなることが多いので、食べ物などの凍結を防ぐために冷蔵庫の購入を促せばいいのです。冷蔵庫の場合は凍結しない温度までしか冷やさないので、凍結はしません。

 

 

第9問 

 

答えの解説

 

東京で雑貨商を営んでいても東京にいるとは限りません。近くに住んでいれば30分で行くことができるので嘘は言っていません。

 

 

10問 

 

答えの解説

 

鍵が元々室内にあったとすると、後から割ったガラスが鍵の下になることは有り得ません。考えられるのは鍵を持っていた親族が室内に入った際に持っていた鍵を置いたのですが、それが割れたガラスの上だったことになります。

 

 

続いて難問編です!!簡単編が物足りなかった人はどうぞ!

 

【難問編】推理クイズ問題!『前半5問』

 

第1問

会社社長が誘拐されて、随分と以前に廃校になった小学校の体育倉庫に監禁されました。

犯人は身代金の取引で出かけるため、ペットボトルに入った水と僅かばかりのパンを誘拐した会社社長に与えていなくなりました。

特に拘束はしていなかったのですが、窓には外から板が打ち付けてあり、出入り口は頑丈な鉄製で人間の力では無理やり開くことができそうにありませんでした。

出入口の隙間から周囲を見ると離れた場所に人家がありましたが、どんなに大声をあげても聞こえません。

会社社長は火事を起こして消防士に自分の存在を発見してもらおうと考え、何か火が起こせるものはないか探しました。

自分の所持品は犯人らが全て持ち去ったため、あとは倉庫内にあるもので火を起こすしかありません。

中はまだ学校として使用されていた時のものがそのまま残っていましたが、マッチやライターの類いはありませんでした。

犯人がいつ帰ってくるのか分からないので、会社社長はこの状況で短時間で確実に火災を発生させる方法はあるのでしょうか。

 

 

第2問

借金で首が回らなくなった男が、家族のために自殺して保険金を残すことを考えました。

他殺に見える場所として選んだのはサウナルームであり、裸で入っているのに刺殺体で発見されて凶器が現場で発見されなければ他殺に見えるので、自分で心臓を突く方法を取ろうとしました。

この計画が成功するためには、どうすればいいでしょうか?

 

 

第3問

資産家の老人が絞殺されて、その手の中には将棋の駒の「金将」が握られていました。

容疑者として警察が考えたのはこの老人の資産を狙っていた親族である実弟と老人の息子2人と娘1人、長男の息子、老人の妻でした。

全員が金に困っていて老人の資産を以前から狙っていて、犯行とされる時間のアリバイがありませんでした。

人数が多くて捜査が困難になると捜査員は思いましたが、将棋好きで知られる捜査課長は直ぐに一人の人物を最重要参考人に指定します。その人物は誰で、その理由は何だったのでしょうか。

 

 

第4問

旅人が目的地に向かって歩いていると、五人の子供を連れた一人の女性に出会って話をしました。

その後にはカバンを持った商人と三人ほど会い、荷車を引いていた農夫とも四人ほど会いました。

商人のカバンの中にはそれぞれが鳩を二匹連れていて、荷車には犬が三匹とその内の一匹の背中には子ザルが一匹という組み合わせで連れていました。

さて旅人が目的地に着いた時に人間、鳩、犬、子ザルはどのくらいいたでしょうか?

 

 

第5問

男性に監禁されたとして、一人の女性が警察署にやってきました。

その女性は一面識もない男性に連れ去られ、空き家になっていた家に両手を後ろ手に縛られて監禁されていたのですが、連れ去った男性がかかってきた電話で自分の名前を言っていたので、女性が忘れないようにと縛られた手で自分の体で犯人が見えないことを利用して、壁に背中をつけたまま爪で引っ掻いて名前を書いたと証言しました。

その空き家には確かにこの女性が言った男性の名前が爪で引っ掻いて書かれていましたが、警察は直ぐにこの連れ去りが女性の狂言だと分かりました。

どうして女性が狂言で連れ去り事件が起こしたのだと分かったのでしょうか。

 

【難問編】推理クイズ問題!『前半の答え』

 

第1問 

 

答えの解説

 

以前の小学校で使われていて、現在使われていない体育関係の用具にラインを引くための生石灰があります。生石灰は水を含むと消石灰になるために発熱するので、その熱を使えば火を起こすことができます。生石灰は水に触れると発熱をするため、現在は危険なので生石灰は使われていません。

 

 

第2問 

 

答えの解説

 

氷で凶器を作れば成功します。男性が死亡した後に氷はサウナの熱で溶けるので、他殺のように見えます。

 

 

第3問 ↓

 

答えの解説

 

最重要参考人は老人の妻であり、理由は握られていた将棋の駒の「金将」です。将棋の駒の中で「王将」以外は全て裏に別の文字がありますが、「金将」だけは何も書かれていません。つまり「王将」が本人だとすると、「王将」である自分の近くにいる人物で関連性のない人物が犯人だと老人が言いたかったのであり、妻だけは元々親族ではなく、他の容疑者の中でただ一人の関連性のない人物です。

 

 

第4問 ↓

 

答えの解説

 

人間が一人だけで、それは旅人だけになります。他のものはただ出会っただけなので、目的地には来ていません。

 

 

第5問 ② 池ポチャ

 

答えの解説

 

警察がその現場で直ぐに男性の名前が確認できたということは、その文字が簡単に読める状態で書かれていたことになります。しかし後ろ手で壁に背中をつけた状態で文字を書くと、絶対にさかさまの文字になるので直ぐには読めません。通常の文字になっていたということは、女性が壁に対して正面を向いて書かなければそのような状態にはならないので、女性の証言が虚偽だということになります。

 

 

【難問編】推理クイズ問題!『後半5問』

 

第6問

通行人を背後から来てバックを奪うと走り去っていく事件が連続して起きていて、警察が容疑者を特定していましたが再び事件が発生してしまいます。

今回は容疑者として一人の男性が特定されていたので事件直後に警察がその人物のところに行くと、その男性は足を骨折していて松葉づえをついていました。

話によると三日前に自宅の屋根の修理をして飛び降りたところ、着地に失敗して骨折したと言いました。

その時の状況を近隣の住民も目撃していて、確認のために病院でレントゲンを見ると確かに膝の部分が粉砕骨折していました。

この状態で走り去ることは不可能ですが、警察はこの男性が今回の犯行直後に自分で膝を粉砕したとして、証言が虚偽だと断定しました。どうしてこの骨折が人為的だと考えたのでしょうか?

 

 

第7問

沖縄から北海道に向かうフェリーの中で殺人事件が発生し、死後半日以上経った状態で女性の老人の遺体が借りていた部屋で発見されました。

この男性は家族と知人を伴って北海道旅行に向かっていたため、その関係者を乗船させたまま近くの港で停泊させて警察官が乗り込んで調べた結果、容疑者は三人に絞られました。

一人目は老人の息子で多額の借金を抱えていて、母親である老人に借金を肩代わりしてもらい日頃から馬鹿にされていたA、老人の友人で一緒に起こした事業が失敗して老人を恨んでいたB、老人の夫で離婚をずっと以前から求めていたのに応じてくれず、既に別の女性と結婚の約束をしていたのに再婚ができずに憎んでいたCです。

遺体は死亡してから半日後に発見されましたが、動かされたような形跡はなく、その間はフェリーはずっと洋上にいました。警察が最も怪しいと考えたのは誰でしょうか?

 

 

第8問

大学の教授が自分のゼミに参加している学生を呼び、一本の古文書を差し出してこの古文書が偽物か本物か判断するように言いました。

教授は分かりやすいように言い回しや文法は現代文に変えているが、内容そのものは変えていないと言いました。

その内容は「武士と貴族ばかりが贅沢を貪り、庶民は食べるものが何も無い。農民らは死ぬまでに一度でも金平糖を食べるのが夢という悲しい現実を送っている」というものでした。

古文書は室町時代に書かれたものだと教授が言いました。この古文書は本物でしょうか?偽物でしょうか?

 

 

第9問

一人のビジネスマンが仕事で上京してホテルにチェックインしました。

部屋に入りしばらく経ったとき、不意にドアをノックする音がしたのでドアを開けると、そこには見たことがない男性がいて言いました。

「すみません。私が借りていた部屋と間違えました。申し訳ありません」

男性は深々と頭を下げ、とても礼儀正しかったので特に気にせずに帰したのですが、後になってよく考えてみると、あの男性の言葉と行動が合っていないことに気付きました。何がおかしかったのでしょうか?

 

 

第10問

友人がこのような話をしました。

「彼女は俳優の仕事をしていたけど、撮影の時に不慮の事故で足を悪くして今でも車いすで生活しているんだ。車いすというのは大変で、段差は登れないし自動車に乗るのも一苦労だ。なんとかしてあげたいけど、こればかりぱどうにもならない」

この会話の中には矛盾点があります。どこが矛盾しているのでしょうか?

 

【難問編】推理クイズ問題!『後半の答え』

 

第6問 

 

答えの解説

 

高いところから意識的に飛び降りて着地に失敗して骨折する場合、ほとんどの場合でかかとの部分が損傷します。それが膝だけが負傷していたというのは明らかにおかしいことになります。

 

 

第7問 

 

答えの解説

 

半日間も洋上にいたのに遺体を海に投棄しなかったのは遺体を発見して欲しかった意図が見えます。つまり死亡していることを第三者に認めてもらう必要があった者ですので、最も怪しいのはCになります。死亡の確率が高くても遺体がなければ失踪宣告が完成しないため、Cが再婚するにはあと7年必要になるからです。Aは息子ですが父親がいる以上は遺産はほとんどが父親が譲り受けますし、そもそも借金は返済してもらっているのでお金が早急に必要な事情は低くなっています。Bは老人の死亡が確認されても何もメリットがありません。

 

 

第8問 

 

答えの解説

 

偽物です。金平糖という言葉はポルトガル語の「コンフェイト」から来ていますが、ポルトガル人が日本に来てコンフェイトを伝えたのは安土桃山時代です。室町時代には金平糖というものがなかったので、この古文書が室町時代に書かれたというのは有り得ないのです。

 

 

第9問 

 

答えの解説

 

自分で借りている部屋に入るときには誰もノックなどしません。それがノックをしたということは、明らかにその部屋が自分が借りた部屋ではないと知っていたことになります。

 

 

10問 

 

答えの解説

 

俳優というのは男性の役者を意味する言葉であり、女性の場合は女優と言わなければいけません。「彼女」と言っているので女性であるのは間違いないので、俳優を女優と言えば矛盾はありません。

 

 

以上、推理クイズ問題20問でした!

 

推理というのは人間の持つ探求心を人物や事象に置き換えて謎解きをするパズルのようなものです。

 

何でもいいから何かヒントになるピースが見つかれば謎を紐解くことができますが、そのピースが見つからなければ迷宮に迷ってしまうでしょう。

 

だからこそ、推理というのは廃れることなく人々を魅了するのです。