グルメ情報が飛び交っている現在、世界中の料理を気軽に楽しめるようになりました。
しかし、年齢を重ねるにつれ、だんだん味がわかり難くなったり、硬いものを噛んだり飲み込む力が弱まるなど身体の機能が衰えてきます。
お年寄りにとって食事を摂ることは、その日を充実させる原動力であり、明日への活力でもあります。
おはようございまーす🌞
本日の高齢者住宅の朝ごはん🍚
皆さん今日もげんきです🌈https://t.co/bZfE6VhYX0#朝ご飯 #高齢者住宅 #元気 #デイサービス #虹の華 #グループホーム pic.twitter.com/G5LdCVQJwT— 虹 華 (@nizinohanadei) April 21, 2019
今回は栄養バランスを考え、食事の時間が楽しみになるようなお年寄りが食べやすい料理をご紹介していきます。
目次
お年寄りが食べやすい料理【10選】
①ナスとピーマンの味噌炒め
野菜を摂ることは大切です。特に旬の時期の野菜は美味しさが格別です。
ナスとピーマンは手に入りやすい食材。油で炒めることでナスはとろみが出て食べやすくなります。甘めの味噌味がご飯にぴったりです。
味噌、酒、砂糖はあらかじめ合わせておくと便利です。
【材料】
✔ ナス
✔ ピーマン
✔ 味噌
✔ 酒
✔ 砂糖
作り方
- 野菜をカットします。
※ナスはヘタを取り皮を剥くか、皮に格子のような切り込みを入れると火が入りやすく、味も染み込みやすくなります。ピーマンはヘタとタネを取り小さめのカットしましょう。 - 油を引いたフライパンでナス、ピーマンを炒めます。
- ある程度火が通ったら蓋をして蒸し焼きにし、しんなりしてきたら合わせておいた調味料を入れ仕上げます。
②ひき肉カレー
カレーは幾つになっても人気メニュー。
ひき肉を使うので咀嚼の負担が軽減されます。野菜は全て細かくカットするので煮込む時間が短くて済みます。
ひき肉の代わりにツナ缶でもいいですね。フライパンで手軽にできます。
【材料】
✔ 市販のルー
✔ ひき肉(合挽き・トリ・豚などお好みで)
✔ ジャガイモ、玉ねぎ、人参、トマトなどの野菜
作り方
- 野菜は全て細かくカットします。※同じ大きさに揃えてカットすると、食べやすくなります。
- 材料に火が通ったら材料が被るくらいの水を加えます。
- 野菜がとろとろになったらルーを入れ具材に馴染ませます。
※水の量は普通のカレーと違って量が少ないのでルーの量は加減してください。
③サムゲタン
生姜は血行促進作用により身体がポカポカして免疫低下も防いでくれます。
塩だけでじっくり煮込んだ鶏肉は食べやすくスープはトロトロで滋味深く優しい味わい。
【材料】
✔ 生姜
✔ 長ネギ
✔ トリ肉(手羽が好ましい)
✔ お米
✔ 餅
✔ 塩
作り方
- 生姜、長ネギは千切りに、トリ肉はフォークで刺して味が入りやすいようにします。
- 2.深い鍋に適量の水を入れ材料を全て入れ、塩を振り蓋をしてとろ火で、途中、混ぜながら30分ほど煮込みます。
④白菜のクリームシチュー
冬の白菜はクタクタになるほど煮込むと甘味が感じられ、量もたくさん取れます。
牛乳やバターを使うので、カルシウムやミネラルが取れる嬉しいメニューです。
【材料】
✔ 白菜
✔ しめじ
✔ トリ肉
✔ 牛乳
✔ バター
作り方
- 白菜は葉の部分と根元にわけてカットします。
- しめじは小房に分け、トリ肉は一口大の食べやすい大きさにカットします。
- 鍋に油を引き、トリ肉を炒めます。肉に火が通ってきたら切った野菜を入れバターを加えます。
- 鍋の具材に小麦粉を絡めるようまぶし、よく炒めます。
- 適量の水を少しずつヒタヒタになるくらいまで加えていきます。とろみも出てきますので、お好みの濃度に調整してください。
- 塩胡椒で味を整え最後に牛乳を加えます。
⑤目玉焼きトースト
パンを受け皿に、たまごを乗せたお手軽な一品。
朝食にオススメです。
コツは割ったたまごが流れ出ないよう、食パンの柔らかい面を指で凹ませます。
【材料】
✔ 食パン
✔ たまご
✔ マヨネーズ
✔ スライスチーズ
作り方
- 食パンの柔らかい中央面を全体的に凹ませます。
- マヨネーズをパンの耳に沿って塗ります。
- 凹んだ部分にスライスチーズを乗せ、その上にたまごを割りトースターで焼きます。
⑥釜玉バターうどん
麺類は種類も調理アレンジも豊富です。
カルボナーラのうどん版をご紹介します。
【材料】
✔ うどん
✔ ネギ
✔ たまご
✔ バター
✔ 黒胡椒
作り方
- うどんを温めます。
- ネギは刻んでおきます。
- 器にたまごを割り入れよく溶きほぐしておきます。
- そこに温めたうどんを入れ混ぜ合わせ、バター、黒胡椒を加えネギを散らして完成です。お好みでお醤油を数滴加えてもいいですね。
⑦にんにく炊き込みご飯
秋は炊き込みご飯が大活躍する季節。
揚げたにんにくの香ばしい香りの炊き込みご飯はそのままでも美味しいですが、トッピングで様々なアレンジが利きます。
【材料】
✔ 米
✔ 水
✔ にんにく
✔ 醤油
✔ 酒
✔ スープの素
✔ 胡椒
作り方
- フライパンに油を入れ、薄くスライスしたにんにくを焦がさないよう、低音でゆっくり揚げます。
- 炊飯器に米と水、各調味料、揚げたにんにくを入れ炊いてください。
⑧かぼちゃのプリン
緑黄色野菜はビタミン、繊維が豊富な野菜。
ホクホクのかぼちゃをデザートでいただきます。
ペースト状なので食べやすいですね。
作り方も混ぜて冷やすだけですので、手軽さも魅力的です。
【材料】
✔ かぼちゃ
✔ ヨーグルト(牛乳でも良い)
✔ 砂糖
✔ 粉ゼラチン
✔ 水
作り方
- かぼちゃは種を取り、細かくカットします。皮は外してもOKです。
- レンジなどでかぼちゃを柔らかくし、ペースト状に潰し滑らかにします。
- そこにヨーグルト、砂糖、お湯でふやかしたゼラチンを加え型に入れ冷蔵庫で冷やします。
⑨ミニトマトのマリネ
ミニトマトは皮をむいて食べやすくするのがコツ。
定番のトマトをおやつでさっぱりいただきます。
たくさん作って冷やしておくと便利です。
【材料】
✔ ミニトマト
✔ 水
✔ 砂糖
✔ レモン汁
作り方
- トマトはあらかじめ湯むきをしておきます。
- 鍋に水、砂糖、レモン汁を入れ軽く煮立たせ、湯むきしたトマトを入れ、煮崩れないようにすぐ火を止めてください。
- 粗熱をとって冷蔵庫で冷やします。
⑩ほうれん草たっぷり鍋
たまには仲間と集まって鍋を囲むことも、食事を楽しむ重要なポイントです。
ほうれん草はたくさんのカロテンを含み、粘膜や皮膚の健康維持に役立つと言われています。
温かいものをみんなで食べれば、いつの間にかいつもより食が進んでいることも。鍋の魅力がそこにあります。
【材料】
✔ ほうれん草
✔ 豚肉(しゃぶしゃぶ用)
✔ 豆腐
作り方
- 土鍋にだしを張り、酒や醤油等で味を整え温めます。
- そこにほうれん草、豆腐、豚肉とお好みで具材を加えていきます。
豚肉のコクがスープに滲み出るので、オジヤやうどんで締めるのも良いですね。
まとめ
今回は、シンプルな作り方で食べやすい料理を選んでみました。
簡単にできても、盛り付け方を変えるなど、視界で美味しさを感じることも大切ですね。
旬の素材で季節感を出したり、節句などの行事に合わせるなど、レシピを参考に素材を変えるなどしてオリジナルを楽しんでください。
何よりも美味しく楽しく食事を摂ることが一番ですね。