デイサービスでは季節に関する作品づくりに取り組む機会も多いと思います。
今回は夏の風物詩である『風鈴づくり』についてお伝えします。
目次
風鈴を手作りするメリット
風鈴を手作りするメリットとして1番大きなものは季節を感じられるからというものがあるでしょう。
夏の季語としても認められているものでもありますし、今でこそ少なくなっていますが昔は自宅で飾っていたという利用者さんも多いはずです。
懐かしい思い出を振り返る回想法の一面もあるとも言えます。
認知症になると季節感が曖昧になる方も見えますが、風鈴=夏というイメージからそのような利用者さんにとっては「今は夏なのか」と感じるきっかけにもなるかもしれません。
また、作品づくりですので当然ある程度は手先を使いますのでちょっとした手先の運動ともなり脳の刺激にもなります。
涼しげな音色を楽しむ風鈴を手作りするというのもなかなか体験できない機会として必ずや楽しんで頂けるはずです。
【高齢者向け】デイサービスでおすすめ!!手作り風鈴作品集 15選
ここからはデイサービスでの作品づくりとしておすすめの風鈴づくりをいくつかご紹介します。
①ペットボトル風鈴
ペットボトルの飲み口に近い部分が主な材料になっている風鈴です。
ペットボトルなので加工もしやすく、外に飾った場合も水には強い素材になるので市販されている風鈴のように外に飾りやすいメリットがあります。
その場合は飾りの紙はラミネート加工してぶら下げることをおすすめします。
②レジン液を使って
レジン液を活用して、ガラスのように綺麗な風鈴に挑戦してみましょう。
作業が細かいため大変ですが、挑戦してみる価値はあると思います。
だだしアレルギーには注意する必要があるためゴム手袋の着用や、換気の徹底をする必要があります。
比較的自立度の高い利用者さんが多いデイサービス向けかもしれません。
③既製品に絵を描いて
100円ショップでは夏になると無地の風鈴を取り扱っているお店もあります。
そこで無地の風鈴を用意し、好きな柄を描いて頂くだけでも手軽に個性を出すことができます。
④空き瓶を使って
空き瓶を使ったタイプの風鈴です。
そこに穴を空ける必要があるため加工は職員である程度行っておきましょう。
⑤プラスチックコップの風鈴
使い捨てのプラスチック製のコップを活用します。
透明な素材であるため紙コップで作るより涼しげに見えますし、穴を空けやすい素材なので加工も簡単です。
⑥金魚の風鈴
ベースはペットボトル風鈴になりますが、手作りの金魚をぶら下げています。
金魚もお祭りの金魚すくいでお馴染みの身近な魚であり、夏らしさを感じることができます。
夏の風物詩を2つ同時に感じることができ、より『涼』を感じられますね。
⑦折り紙で風鈴
折り紙で作ると聞くと折って形を再現するだけに聞こえるかもしれませんが、折り紙を使ってちゃんと音のなる風鈴を作ることができます。
傘の部分を立体的に作り、鈴もぶら下げることで紙製なので外に出すのは不向きですが、涼しげな音のなる風鈴であることに違いはありません。
折り紙の柄の豊富さを活かして作ってみましょう。
⑧くるくる回る風鈴
紙コップを使い風を受けるとくるくる回りながら音の鳴る風鈴を作ってみましょう。
ユニークな形になって、見ていてとても面白いです。
まるで風車と風鈴を同時に楽しんでいるみたいですね。
⑨珊瑚の風鈴
動画では流木や貝殻、珊瑚などの海岸で拾ったであろうものを活用して作った風鈴を紹介しています。
材料を手に入れるのは海のない県など、地域によっては難しいでしょうが、鈴以外でも涼しげな音を出してくれる貝殻もおすすめな材料の1つです。
⑩備長炭の風鈴
昔は今よりもより生活に身近な存在であった木炭を活用した風鈴です。
楽器としても活用されることがある備長炭なので、綺麗な音が出ることはお墨付きです(笑)
⑪紙粘土とペットボトルの風鈴
ベースはペットボトル風鈴です。
紙粘土に色をつけたり、紙粘土で形を作ることでペットボトルに絵を描いたり、シールを貼るだけでは出せない形を作ることができます。
粘土を使うのも恐らくかなり久しぶりになるのではないでしょうか。
そんな懐かしさも感じながら作って頂けるでしょう。
⑫小さい植木鉢で風鈴
使わなくなった植木鉢があればそれで風鈴を作ってみましょう。
素材が硬く、元々穴が開いているため加工の手間がかからないのが魅力です。
ただし、ぶら下げるものである以上軽めの小型サイズの植木鉢に限られます。
紐をぶら下げる工程はペットボトルタイプの風鈴をそのまま参考にしてみてください。
⑬水風船柄の風鈴
100円ショップの無地の既製品をアレンジするパターンです。
水を張った容器にマニキュアを入れて、後はマーブリングの要領で風鈴を漬けるだけです。
マニキュアも100円ショップで手に入りますし、鮮やかな色が多く絵の具とはまた違った味を出すことができます。
⑭かき氷風鈴
ちょっと派手かもしれませんが、夏らしいかき氷を象った風鈴です。
綿を使っているので外に飾るには不向きですが、屋内で飾る夏らしい風鈴として考えれば良いのではないでしょうか。
⑮コットンボール風鈴
動画で作っているのは風鈴ではありませんが、コットンボールを作る部分のみ参照してください。
コットンボールに鈴や貝殻をぶら下げることで、他の材料とはまた変わった雰囲気のあるお洒落な風鈴が完成します。
以上、高齢者向けの風鈴!!手作り作品集15選でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
夏の風物詩である風鈴も意外と身近な材料を使って手作りできたり、既製品を自分らしくアレンジすることで個性を出しながら楽しんで作って頂くことができます。
材料も安価で手に入るものが多い現代だからこそ、挑戦する機会とも言えます。
ぜひ、風鈴づくりをお楽しみください。