
徐々に年齢を重ねて行くにつれ、若い頃には感じたことのなかった自分の体への不安が出てきたりし、健康に関する知識を意識的に学ぼうとされていきます。
それは実際に自分や身の回りの方の怪我や病気をされることが増えてくるからではないでしょうか。
「長生きはしたいけど、健康でなければ楽しい人生を過ごせない」と考える方も多いと思います。
それはデイサービスなどに通われる高齢者も同じことで、
「今の体の状態を維持、改善したい」という思いがあるため、日々のリハビリや脳トレなどのレクリエーションを頑張っています。
その脳トレのひとつとして、今回は健康に関することをクイズ形式にして紹介します。
これを読まれている皆さんも経験はあるかと思いますが、いくらテレビや雑誌などで優れた情報があったとしても、
それにただ受け身のまま聞いたり読んだりしても記憶には残りません。
自分から興味を持つことも必要ですが、「そうだったんだ」と印象に強く残すこともその後の記憶に深く刻まれるものです。
今回の健康雑学クイズも楽しく学ぶことによって、高齢者の記憶の中にずっと残っていただけたらと考えています。
そして健康に関する知識をもっていただき、いつまでも元気でいただきましょう!
全部で30問(序盤・中盤・終盤10問ずつ)出題します。たくさん問題数がありますので、何日かに分けて少しずつ解いてくださいね。
それでは早速問題に行きましょう!
目次
高齢者向け脳トレ!健康雑学3択クイズ【序盤10問】
第1問
日光を浴びると体にどのような効果があらわれるか?
① 骨が強くなる
② 筋肉が強くなる
③ 皮膚がんになりにくくなる
第2問
椅子からの立ち上がり練習として正しい方法は?
① 天井に向けて体をまっすぐ伸ばすイメージ
② お辞儀をして徐々に目線を前方に向けるイメージ
③ 両方の太ももを少しあげて勢いをつけるイメージ
第3問
運動を絶対にしてはいけない血圧の数値は?
① 最高血圧180mmHg以上 最低血圧110mmHg以上
② 最高血圧220mmHg以上 最低血圧110mmHg以上
③ 最高血圧120mmHg以上 最低血圧80mmHg以上
第4問
高齢者に多い骨折は?
① 足の付け根の骨折(大腿部頸部骨折)
② 肋骨骨折
③ 首の骨折(頸椎損傷)
第5問
ふくらはぎの別名は?
① 第2の肺
② 第2の脳
③ 第3の心臓
第6問
体内の脂肪が燃焼し出す運動時間は?
① 1時間
② 10分
③ 20分
第7問
膝が痛いときにしてもよい運動は?
① 自転車
② ランニング
③ スクワット
第8問
右足が痛いとき、荷物を持つ手はどっちがよい?
① どちらでもよい
② 左手
③ 右手
第9問
運動時の水分補給の方法で正しいのは?
① こまめに飲む
② のどが渇いたときに飲む
③ 運動はじめに飲んで、終わるまで飲まない方がよい
第10問
一食で摂取する野菜の目安は?
① ボウルいっぱい
② 両手いっぱい
③ 片手いっぱい
高齢者向け脳トレ!健康雑学3択クイズ【序盤の答え】
第1問 ①骨が強くなる
日光には紫外線によって体内にビタミンDが生成されます。
ビタミンDは骨を強くする作用があります。
第2問 ②お辞儀をして徐々に目線を前方に向けるイメージ
しっかりお辞儀をすることで、腰の負担もへりスムーズに立ち上がることができます。
前に転びそうで怖い方は前に椅子をおいて、椅子の座面に手を置きながら立つ練習から始めてください。
第3問 ①最高血圧180mmHg以上 最低血圧110mmHg以上
この状態で運動をおこなうと脳卒中や心臓病などのリスクが高まります。
運動前にはかならず血圧を測りましょう。
第4問 ①足の付け根の骨折(大腿部頸部骨折)
大腿部頸部骨折の他に手首の骨折、背骨の骨折などが高齢者に多くみられる骨折です。
すべて転倒が主な起因となります。
第5問 ③第3の心臓
ふくらはぎは運動をしてその筋肉を動かすことで、ポンプ作用が働き足の血液を心臓に送り返す役割を持っています。
第6問 ③20分
20分間続けて運動が難しい場合は、トータルの運動時間が20分でもよいとされています。
第7問 ①自転車
そのほかにも水泳などもおこなってよいとされています。
ランニングやスクワットは自分の体重が負荷となり、より膝に負担がかかるからです。
第8問 ③右手
足が痛いときや麻痺がある方が、一般的に物を持つのは悪い方側の手です。
詳しい説明は省略しますが、杖など支えになる物はよい方側の手で持つことがよいとされています。
第9問 ①こまめに飲む
のどが渇いたときにはすでに脱水症状が始まっていることもあります。
のどの渇きを感じるまえに、水分はこまめに摂るようにしましょう。
第10問 ②両手いっぱい
1日で摂取する目安は350g(両手いっぱい)です。
高齢者向け脳トレ!健康雑学3択クイズ【中盤10問】
第11問
朝食を摂らないことで得られない効果は?
① 疲れにくくなる
② 脳の活性化
③ ダイエット
第12問
果物は1日どのくらい食べるとよいとされているか?
① 350グラム
② 200グラム
③ 50グラム
第13問
BMI(体格指数:体重kg ÷ 身長m ÷ 身長m)で低栄養とされる数値は?
① 10以下
② 15以下
③ 20以下
第14問
高齢者に1日に摂る水分量の目安は?
① 体重1kgあたり80ml
② 体重1kgあたり40ml
③ 体重1kgあたり20ml
第15問
高齢者がむせにくい食事は?
① バナナ
② ゴボウ
③ お茶漬け
第16問
薬の飲み方である「食間」の意味は?
① 食事時間の中間あたりの時間
② 食事とその後食事の間
③ ご飯とおかずを食べる間
第17問
100キロカロリーはどれくらいで摂取、消費できる?
① お米30gで摂取、25分の散歩で消費
② お米60gで摂取、15分の散歩で消費
③ お米100gで摂取、40分の散歩で消費
第18問
脳が働くために必要な栄養はどれ?
① タンパク質
② 糖質
③ ビタミンA
第19問
トマトを食べることである病気の予防になるが、ある病気とは?
① がん
② 心筋梗塞
③ 脳卒中
第20問
錠剤やカプセルを飲むときの水分で注意することで正しいのは?
① お茶で飲む
② むせても一気に飲む
③ ぬるま湯で飲む
高齢者向け脳トレ!健康雑学3択クイズ【中盤の答え】
疲れ様でした!!
第11問 ③ダイエット
次の食事で体内により脂肪を蓄えようとしますので、ダイエット効果にはなりません。
第12問 ②200グラム
みかんひとつが約100グラムです。
第13問 ③20以下
低栄養状態になると認知機能や免疫力筋肉量の低下の危険性があります。
自分のBMIを計算してみましょう。
第14問 ②体重1kgあたり40ml
体重が60kgであれば約2.4lです。
食事からも水分が取れると考えられますが、それでも1.5lは飲まなければならないと思った方が良さそうです。
第15問 ①バナナ
高齢者が食べやすいものはミンチ状のもの、バナナのように口腔内でまとまりやすいもの、とろみのある食べ物です。ゼリーなどもよいですね。
第16問 ②食事とその後食事の間
食後の約2時間後ともされています。
第17問 ①お米30gで摂取、25分の散歩で消費
意外に食べる分には簡単に摂取できますが、消費するとなると大変です。
第18問 ②糖質
脳が活性化するにはブドウ糖が必要です。
ご飯やパンなどに含まれています。
第19問 ①がん
トマトはリコピンが豊富です。
このリコピンが活性酵素を除去する働きがあり、がんの発生率を下げるといわれています。
第20問 ③ぬるま湯で飲む
お茶の中にあるタンニンと結びつきやすい成分のお薬もあるため、お茶はあまり好ましくありません。
一気に飲むとむせこんだり、誤嚥性肺炎になる危険性があります。
高齢者向け脳トレ!健康雑学3択クイズ【終盤10問】
第21問
早食いを防止するコツはどれ?
① 味付けを辛くする
② 硬い物を食べる
③ ゆっくり味わって食べる
第22問
血栓ができるのを防止する寝方はどれ?
① 仰向け
② うつ伏せ
③ 右向き
第23問
深呼吸によって得られる効果はどれ?
① 痛みを軽減する
② 特に効果はない
③ 自律神経を整える
第24問
免疫力を上げるには1日どのくらい歩くのが良いとされるでしょう?
① 8000歩
② 1万歩
③ 5000歩
第25問
1回笑う事でどのくらいのガン細胞が死滅するといわれているでしょう?
① 100個
② 20個
③ 50個
第26問
原始時代に虫歯がほとんどなかったのは何故でしょう?
① 甘い物がなかったから
② 柔らかい物を食べていたから
② 硬い物ばかり食べていたから
第27問
食欲不振になっている時どこを揉んだら良いでしょう?
① 頭
② 手のひら
③ 胸
第28問
脳をリラックスさせる効果が高い飲み物はどれ?
① ホットミルク
② 日本酒
③ コーヒー
第29問
眼精疲労を治すのに効果があるのはどの方法?
① 目を冷やす
② 目を温める
③ まぶたを押す
第30問
「パ」「タ」「カ」「ラ」と4つの言葉を発声練習することで予防になるのは?
① 認知症
② うつ病
③ 誤嚥性肺炎
高齢者向け脳トレ!健康雑学3択クイズ【終盤の答え】
様でした
第21問 ③ゆっくり味わって食べる
早食いが習慣になっていると消化に負担がかかり体調を悪くされる方も多いです。
胃腸の消化を良くするためにも早食いを防止してゆっくり噛んで食べるのが最適なのです。早食いを防止するのに一番実践しやすい方法は「ゆっくり味わって食べる。」という事です。
ゆっくり味わって食べていると自然と噛む回数も増えて胃腸にも優しいので是非、実践してみて下さいね。
第22問 ①仰向け
仰向けで眠ると身体の隅々まで血液が循環し、血栓が出来るのを防止してくれます。
しかし、寝方にはそれぞれメリットがあり胃腸の調子が悪い時は右向き、リンパの流れを良くしたい時は左向きで寝るのが良いでしょう。
第23問 ③自律神経を整える
深呼吸は、血行を促進する効果がある為、冷え性やコリを解消し自律神経が整えてくれます。
また胃腸の働きを良くする効果もありますので是非、日常生活に取り入れてみて下さい。
第24問 ①8000歩
1日8000歩を目標にして歩くと認知症を防止するだけではなく免疫力も上がる為、様々な病気の予防にもなります。
しかし、いきなり8000歩はキツイ場合、4000歩から初めて見ると良いそうです。
無理のない範囲で実践してみてください。
第25問 ①100個
1回笑う事でガン細胞が100個死滅すると言われています。
また笑いは、ガンだけではなく糖尿病や生活習慣病にも効果があります。
痛みを抱える入院患者がコメディ映画を観て思いっきり笑った後、2時間は痛みを感じず眠れたという報告もあります。
第26問 ②硬い物ばかり食べていたから
原始時代は、硬い食べ物しかなかった為、必死に噛んで食べていました。
噛む事によって殺菌を洗い流して酸を中和していた為、虫歯はなかったと考えられています。
縄文時代に入ると様々な調理法で柔らかい食事を作り、栗やどんぐりなどの木の実も食べるようになってきたため虫歯になる人の数が増えるようになりました。
第27問 ②手のひら
食欲不振で吐き気がある場合、手のひらを揉むと良いと言われています。
他にも背中や足なども消化の不調を助けるツボが多くあるので揉んでみましょう。
第28問 ①ホットミルク
ホットミルクには‘‘トリプトファン‘‘という精神を安定させるために必要なセロトニンの分泌に必要不可欠な成分が含まれています。
ホットミルクを飲む事で興奮した気持ちを静めリラックスさせてくれます。
ホットミルクが飲めない方や苦手な方は、ジャスミンティー・カモミールティーなども気持ちを落ち着かせる効果がありますので是非、試してみて下さい。
第29問 ②目を温める
目をホットタオルなどで温めると目の周りの血流も良くなり眼精疲労が和らぎます。
また、水分の蒸発も防いでくれるためドライアイに悩んでいる方にもお勧めです。
第30問 ③誤嚥性肺炎
「パ」「タ」「カ」「ラ」という4文字を口で動かしながら発声することで口や舌の筋肉が鍛えられ誤嚥性肺炎の予防になります。
食事前にするのが良いでしょう。
以上!健康雑学3択問題でした。
いかがでしたでしょうか?
なかにはご存じのこともあったお思いますが、健康などに関しては昔いわれていたことと現在では違うこともよくあります。
この健康雑学クイズで新しい発見があったり、知識の再確認になれば嬉しいです